Honda BF15AM-SJは23年経っても現役です。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
本日、大お得意様より、ホンダ船外機用の
「マルチファンクションディスプレイの操作方法が知りたい」と
お電話がありました。
実は、以下のアドレスをダウンロードすると
自分の携帯電話やPCで操作方法の文章やイラスト、動画で
観ることができます。
https://www.hondappsv.com/MRN/
メーターには紙の取説が付いていますが、
それはお客様に渡してしまうので
私達業者は特に大助かりです。
ぜひご利用ください。
さて、Honda BF15AM SJが修理でやってきました。
「エンジンが全く始動しない」とのことです。
年式を見たら、平成11年と書いてありました。
ということは、1999年式ですか、
「えっと2022引く1999は・・・23年前・・・」
この耐久性に感心します。
お客様はほぼ毎週、〇〇川にバス釣りに行くそうですよ。
「あ~多分CDIユニットと思いますが、預かります」
で、本日診察を開始しました。
スパークプラグを見ると、思ったほど真っ黒でないので
「あれ、CDIユニットじゃないのかな?」と思って
総合的に診ていきます。
安価品のコンプレッションゲージですが、
一人で作業する私はとっても重宝しています。
1番はこんな感じ。
このBF15A、スターターモーター付いていないし
ニュートラルでスロットル全開にできないので
何度も何度も何度もリコールスターター引かないといけないので
汗だくになります。
2番も同じくらいです。
数値的にはHonda船外機としては少し低いようにも思いますが
あくまで簡易な判断なので、1番と2番の数値がほぼ同じなら
大きな問題は無いと判断します。
(2人いれば国産の正確なコンプレッションゲージで測るのですが
一人で押し当てながら何度もリコイル無理~なので・・・)
私の相棒の一つ、テスト用のCDIユニットと交換したら
火花が出るようになりました。
圧縮もあって火花も出たので、エンジン掛かるでしょう~
エイっ!
テスト用のCDIで一発始動です。
CDIユニットが南無阿弥お陀仏でした(チーン)
23年間お疲れ様です。
数日前に調べたら40個在庫が有ったのですが
今日は39個になっていました。
私がオーダーするので、38個になりますね。
まだまだ私と同じように20年前のホンダ船外機を修理している人
国内に居られるようです。
せっかく試運転するので、エンジンの温度も計測しておきます。
冷却水系、Okです。
修理見積書くので、ギヤオイルも白濁無いか確認しておきます。
良かったです、異常なし。
見積OKもらいました。
あとは部品が届くのを待つだけで~す。
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