BF150Aと松任谷さんとオーバーヒート修理
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
今朝、朝食を取りながらJAFメイト(JAFの機関紙)を
読んでいると、「松任谷正隆」さんのエッセイに
細い路地でクルマ同士がすれ違えず、
しかも相手が譲る気が無くグイグイ前進して来て、
自分が後退して道を譲るときの人生論?が書かれていました。
読んで胸が「スッと」しましたよ。ほんと。
松任谷さんは自制のできる人格者ですね。敬礼!
私も今度から「名前を言わないで一方的に質問をする電話が掛かってきた」時は
松任谷さんの言葉を思い出して、
早めに切ることにします(笑)
今週は早朝から琵琶湖に船舶検査で・・・
湖西道路を走っていると、お日様が昇ってきました。
お客様のボートの場所の情報が写るといけないので、
ここで載せられる写真は、ペラだけ。
検査が終わって、少し雑談していると、
「Y検査官が宜しく言っといてくれと言ってました」とのこと。
Yさん、有難うございます。
前の会社の時からなので、20年以上ですね。
若いときは無知で本当にご迷惑をおかけしました。
次の日は、全く反対方面に修理で出動です。
12年物のNISSAN(Honda)BF150Aです。
当然、私が買っていただいた船外機で、オーナーには
トーハツ新艇ボートから始まって、何台もボートや船外機、
航海機器を買っていただいていて、お客様もたくさん
ご紹介いただいております。
こんなコロナの時代にも・・・感謝です。
電話があって「オーバーヒートブザーが鳴った」とのことです。
えらいこっちゃ!
係留保管、真水洗いせずパターンのお客様です。
春にインペラー交換など点検をしていたので
奥の方に原因があるかもしれません。
胴体をバラしていたら、ボルトが折れました(大泣)
真っ赤に焼いて外します。
結局このボルトはオーナのお連れ様が外してくれましたが。
係留で10年以上なので、このグロメットを交換しました。
他にもサーモスタットやウォーターポンプも
点検しました。
水の勢いが良くなりました。
でも、もう一つ気が付いてしまいました。
エラー(センサーの故障の発令)までは行っていないのですが、
3つある冷却水の温度センサーの一つの温度が、なぜか高い。
(1つ別に壁温を計ってる温度センサー1もあります)
エンジンは停止しているので、3つのセンサがほぼ同じ温度でないと
おかしいはずです。
いつもお世話になっている本田技研の担当さんに電話して
指導をいただくことにします。
「壊れている可能性がありますね」
交換することにしますが、本日は部品を持っていません。
直ぐに発注しないと、
オーナーの「連休に娘を乗せたるねん」が、ダメになります。
「立ってる者は親でも・・・」
部品番号もご無理を言って、ご指導をいただきました。敬礼!
センサーを持って翌日もやってきました。
部品届く時間とか見積作成もあったので、夕方になりましたが・・・
新旧並べて記念撮影。
あと、勘違いされるといけないので言いますが、
センサーの故障、かなり珍しいです
センサーの交換時は、必ず「Honda アクセス」の
「シリコーン液体パッキン」を塗布してください。
塗らずにそのまま付けて、水漏れしても知らないよ~
交換後、エンジンを始動する前に各センサの温度を見ると、
きれいに3つとも23℃になっていました。
最終、エンジンを掛けてデーターを見ます。
温度センサー2の場所には50℃のサーモスタットが入っています。
温度はどんどん上昇し、52℃を境に今度は下がっていき、
また少しすると52℃まで上がってを繰り返します。
温度センサ4の場所には60℃のサーモスタットが入っていますので
温度の上昇のあと、61℃を境に今度は下がって…繰り返します。
やはり、本田技研の担当さんにご指導をいただいた通り、
温度センサー4が壊れていました。
よく、そう、名乗らずの・・・・・・・方で、
「コンピューター診断機を繋いだら、ブーって故障の
場所をおしえてくれるんとちゃうんか?」??とか聞く人いますが、
完全にセンサーが壊れた場合はエラーで表示されますが、
普段から各エンジンに使われてるサーモスタットの温度とか
数値を覚えていないと、今回は深い迷路に入り込んで
しまったかもしれませんね。
オーナー様、メーカー様のナイス指導で連休に乗れます。
娘さんご夫婦、お孫さんと晩秋の大阪湾でメジロ
(鳥ではない、関東で言うイナダ)や太刀魚をたくさん釣ってくださいね。
あと、ご質問はなるべくメールでお願いします。
このブログの載っているHPのお問い合わせコーナーから
お願いします。
名乗らずグイグイ電話質問は、今度から松任谷さんの心境で、
もっと早めに切りま~す(笑)で~す。
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