スパークプラグの長さが違います。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
今週に入ってやっと少し時間に余裕が出てきたので
ずっと先延ばしにしてきた散髪を休憩時間に行ったり、
社用車CR-V君のタイヤを交換したりしています私です。
さて、修理に入っているBF2DK2君は・・・
持って来られた時に指摘していましたが、
燃料タンクが大変汚れていました。
燃料フィルターもこの通り・・・
なぜか2馬力ユーザーに多いです、燃料の汚れ(泣)
そして今回は非常に珍しいことに、全然違うスパークプラグが
ついていました。
左がメーカー指定品(の、捨てるやつですが)、右が
付いていたやつです。
奥行きが違うので、内側の空冷ドームとの関係性で
プラグキャップが簡単に「すぽっ」と抜けて
しまいそうなのでNGです。
番手も違いますし・・・???
今回はお客様、ご自身で分解したが途中であきらめて
持ってきたとのことでしたが・・・
空冷ドーム(ファンカバー)の取付ミスをしていて
耐熱版をグニャグニャに曲下てしまっていました。
ここ、組み立ての時に最重要ポイントの一つです。
私も最初のころ、苦労して覚えました。
おっとっと、スイベルマント部のグリスが
完全に無くなっていました。
Hondaでは唯一、胴体を直接マウントしているので
(BF5A/5D/6Aは独立したマウントケースを使っている
高級(贅沢?)な設計のためマウントしているシャフトの
内側には高熱の排気が通っていません)
この部分が排気熱をもらってしまうのでグリスアップが
頻繁になりやすいです。
BF2Dの場合は普段はニップルからグリスガンで注油しても
良いですが、私は分解して古いグリスをふき取ってから
新しいグリスを入れる方が好きです。
バルブカバーの交換のご希望でしたが、
なんと、クラッチのベアリングも完全にやられていました。
水没的な事があったのか?
これを見落として、そのうち沖でベアリングが完全に砕けて
漂流したら・・・いけないので、残念ながら交換です。
(実際に何人かおられます)
これだけ錆びているベアリングなので、
海岸で一瞬倒したとかで
ブリーザーホース(息抜きのホース)から
海水が入ったと思うのですが、
(今回はまだ聞いていませんが、)
「倒したでしょう~」と自信満々で聞いても
「倒していません(怒)ん」とか
言われることもあります。
その場合、念のため、下側のウォーターシールも
交換してしまいます。
¥310-ですし。
でも、ベアリングの裏表見たら、上から水が入ったか
下から入ったか、船外機屋さんはみんな、
わかると思います。
オーナー様、
予想外のクラッチベアリングとか出てきていますが
ご心配だったボルトは非常にすんなり外れましたので
それで相殺されて、現時点では打ち合わせの予算内で
なんとかなりそうです。
これ以上は予定外(キャブだけ少し心配)が無いことを
祈ります。
では、修理の続きをしていきま~す。
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