塩とサナギ
皆様ご機嫌はいかがでしょうか?
「1917 命をかけた伝令」を見てきました。
いやぁ、ホンマに良かったです。
序盤~中盤の急激な展開には「うそっ」と、びっくりしましたが、
自分もその場に居るような、すっごい臨場感です。
これは映画館で観た方がいいかも。
臨時運行許可証(臨時ナンバー)を借りに行きました。
いろいろバタバタしています。
さて、先週の土曜日に点検や修理の船外機が一気に
納品(お引き取り)になって、ゼロになったと思ったら
本日はYamaha 5CS(S)が入院になりました。
何やら冷却水が上がっていない様子とか?
4年前にも入院になって、冷却系統を修理しているようです。
「インペラーですかね?」とオーナー様の前で分解したのですが、
羽根は欠けていませんでした。
プレート下に、イヤに多い塩分が、この後の
大変な作業を予告していたとは、この時点では
気が付かず・・・
「インペラー無事なら試運転して状況を診断できる」と
試運転しますが、温度がぐんぐん上昇します。
「あかんあかん、(水が)上がってへん」
慌てて止めて、ヘッド側のウォータージャケットカバーを外すと、
「ありゃりゃ~」
すっごく塩で詰まっています。
では、排気側のウォータージャケットは?
お手本のような詰まり具合です。
表面まで一杯に詰まっています。
左がヘッド側、右が排気側の分です。
大雑把に掃除をします。
そのあと修理方針を決めるため、仮組して
再度エンジンをかけてみます。
「あれ」まだ検水口から水が出ません。
費用はアップしますが、ブロックを降ろすことに
なってしまいました。
シリンダーブロックを降ろして、ひっくり返してみると
「インペラーの破片?ん、違う~」
サクサクしております。
たぶん、昆虫のサナギだと思います。
吸い込んで詰まったのか?
それとも、幼虫が中に入ってからサナギになったのか・・・
気持ち悪いけど、オーナーに見せるために
保存しておきます。
この奥の小さい穴も、塩で詰まっていました。
いろんな方向から見て初めて、
「ここにも穴があるはずだが」で
探り探り塩をどかしていくと、やっと穴が発見できました。
さて今から見積もりを書いて、
明日にでもオーナー様に電話することにします。
たぶん、こんなことになっているとは思っていないと思うので
大変に驚かれるでしょうか?
「洗ってた」と言われるかな?
でも、「洗えていなかった」のは間違いないでしょう。
ああ、今晩雪は降るでしょうか?
心配なのでまたスタッドレスに戻しました。
今週、水曜と金曜と土曜は昼間は留守になります。
ご不便をおかけしますが宜しくお願い申し上げま~す。
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