オークションMercury ME2.0Eの修理
皆様ご機嫌はいかがでしょうか。
昨日はBF8DK2の続きで出張で・・・
作業は順調に直ぐに済んだのですが、オーナーより
「油圧操舵器よりオイルが漏れている」とか
色々相談を受けて話し込んでいたら予定時間を過ぎてしまって
「ヤバイ」
急いでいて、漁港を出るところでタイヤを杭にぶつけて、
横側を裂いてしまって・・・
ああ、最悪(泣)
午後の予定はキャンセルしましたよ。
最近は・・・
業務でご使用のHonda BF15AYっですが、
オイル交換をして、あまりに黒いので、
試運転後にもう一度交換しました。
写真は2回目の交換の時のものです。
2回目でも、直ぐに真っ黒でした。
次も業務使用のYamaha F2A。
エンジンが掛からず、キャブレターの分解修理をしました。
長期に使用しない場合はキャブのガソリンを抜きましょう。
次は何度目かのご来店のお客様。
何度もリピート有難うございます。
「オークションで買いました」と、Mercury ME2.0Eをお持込。
堂々と言われて気持ちいい。どこで買ったかは私には関係ない。
壊れているなら全力で直すだけ。
逆に問診の時に嘘を言われると修理に影響するので感心しません。
「最近入手した」を「ずっと使っていた」と言われて
点検の手順で遠回りしてしまったこと、何度もあります。
お客様には言いませんが、分解したら
どういう風に使っていたかは、なんとなく我々には大体わかるものです。
「不安なのでそのまま持ってきました」とのことです。、
「燃料コックが壊れているんです。」とのことで、
入手後、未始動で、そのままお持ちいただいたようです。
シフトレバーも固着しています。
これはオークションの説明文に書いてあったそうです。
何とか苦労して、前方の点検口より分解に成功。
シリンダーヘッドをはずさずに済みました。
穴を掃除して、試運転して様子を見るために
とりあえず組み立ててみます。
エンジンを掛けようとしますが、全く掛かりません。
色々チェックし、キャブレターだと思ったので分解。
やっぱり燃料の放置で詰まっていました。
「これはでは掛からんわ」
丁寧に掃除し、再度試運転の為に仮組みして
試運転。
やっと掛かりました。
この時点で「燃料コック」「シフトレバー」「キャブレター」が
壊れていました。(症状診断の為に修理作業も進んでいます。)
「あれぇ~」
水の勢いが、すごく弱い。
「これは・・・たぶん・・・」
仕方なくインペラー/ポンプの点検に入ります。
なんと、4本とも固着しているではないですか(泣)
しかし、生のステンレスではなく、
メッキの現行型ボルトを使っているタイプだったので、
時間を掛けてゆっくり、ゆっくり、緩めたり、戻したり
色々やって、4本とも折らずに脱出に成功しました。
抜いたら、塩がセメントみたいにこびりついてましたよ。
私も1mmぐらいは修理の神様の先輩達に近づけたでしょうか?
ドキドキしながらポンプを開放してみると、
「イヤャャアぁ~」
インペラーだけでなく、ポンプ本体も熱で解けていて
アッセンブリー交換ですわ!!
「インペラー」と「ポンプ本体」も追加になりました。
心配だったのでギヤオイルを抜いてみましたが
こちらはセーフでした。
さあ、いまからここまでの見積もりしてみますわ。
で、OKになって、部品取寄せて、
組んだあとにもう一度始動して冷却水温を測って、
問題なければ追加なし。
温度がグイグイ上がれば、シリンダー内の水路に
塩が詰まっているので、ヘッド解放/塩掻き出しが
追加になるかも知れません。
どうか、これ以上悪い部分が出てきませんように~。
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