キャブレターから直接燃料を抜かないと詰まる
皆様。ご機嫌はいかがでしょうか。
作業場の天井の水銀灯が点きません(泣)
仕事が終わったら、約4mほどハシゴを登って
修理することにします。
しばらくブログの更新が無かったらハシゴから落ちて
この世に居ないと思ってください。(笑)
最近、仕事で使っている身の回りのものがよく壊れます。
先週は水道のホースリールから水漏れが起こり、
次に社用車のカーナビが壊れました。
何でも自分で直すワタクシですが、
どうしましょうか・・・・・・・・・・・・・
Honda BF2DK2が入院しました。
今年は2馬力の入院が多い。
誰かからもらったが、エンジンが掛からないとのことです。
不調の原因はキャブレター内が思いっきりコテコテでした。
人にあげるなら、調子のいいのを渡すべきです。
海人失格ですよ。
ジェットも完全NGで、ノズルも溶かして引っ張り出しました。
使い終わったら、キャブの燃料を抜きましょう。
フロートチャンバーも交換しました。
このチャンバー、しばらくメーカー欠品でした。
やっと届いたと思ったら、ドレンプラグの色が
シンチュウ色(金色)からシルバーに変ってました。
また進化したのか?
船外機を引き取りに来られたとき、
「キャブが詰まってました」と報告したあと、
「キャブのガソリンを抜いてましたか?」と尋ねると
「エンジンが止まるまで掛けていた」と反論される方がいます。
エンジンが止まっても、キャブレターの中には燃料が残っています。
今回の試運転の状況です。
コックを締めて、エンジンが止まるのを待ちます。
エンジンが自動的に止まりました。
反論される方が正しいなら、ガソリンは出てこないはずです。
キャブレターのドレンを緩めました。
ガソリンは出てきます。
今回はこれだけ出てきました。
調子が悪くなるのに十分な量です。
メーカー取説には「1ヶ月以上使わないときは抜け」と
記載があり、「エンジンが止まるまで・・・」は
たぶん、どこのメーカーも見た記憶がありません。
私は、クルマに積む方は毎回使用後に抜いたほうが
車内がガソリン臭くなりにくいのでいいですよと、お勧めしております。
お次はギヤケース内に水を入れていて長時間経った
Tohatsu MFS2Bです。
内部にあるボールベアリングが全部錆びて
ゴロゴロやひどいのは固着しています。
内部に打ち込んであるベアリングを抜くのは
大変なんです。
引っ張ったり、暖めたり、特殊工具の出番が
次から次へとやってきます。
ああ、抜けました。
裏も錆び錆びですわ・・・
ベアリング新旧です。
バーチカルシャフトも交換しました。
ちなみにウォーターポンプをとめているボルトが
4本とも塩噛みで固着していました。
この時代のはステンレスボルトなので折ると砕くのが
大変なので、頭を飛ばして1本ずつ丁寧に取り除きました。
なお、現行モデルは生のステンレスではなく、
メッキをした他社と同じようなボルトになっているので
「安心してください、進化していますよ!」
バーチカルシャフトのベアリングは組みつけてあったので
盲目的に信用して組立したのですが・・・硬い。
マニュアルを出してきて測ると・・・少し位置がずれていた?
私の勘違い?
ピニオン上のベアリング位置も、精度が必要ですね。
ちなみに通常、ベアリング交換やボルトの塩噛みや、他の修理が重なると
中古を買うぐらいの金額になるかもしれません。
ギヤケースに水を入れないように!!
次は非常にお急ぎというHonda BF20D君です。
キャブを何度も清掃したが加速しないということです。
「加速ポンプの不具合では」と言うと
「そこは何度も掃除した(してもらった)」とのことですが・・・
お客様、やっぱり加速ポンプが詰まっていました。
ここの修理、大変なんです。
私も過去にはどうしても開通せず、あきらめて
キャブレターアッセンブリー交換を選んだことがあります。
燃料に塩水の場合はダメなことが多いです。
何度も、なんども格闘の末、今回は幸い、見た目には
開通いたしました。(まだ太鼓判は押せませんが)
前回の清掃、大変丁寧にされていましたが
加速ポンプだけ・・・ここは仕方なしです。
責められません。
早速部品を注文しました。
到着したら組んで、試運転して様子を見ます。
問題なければ、無事開通していたとなります。
論より証拠、目より運転です。
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