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3月後半で桜、満開と進水式と定期健診は重要ですよ。

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

「3月は去る」の超忙しい中で、

めげそうな心を満開の桜に慰められている

今日この頃の私です。

昨日、常連Aさんに電話で、

「最近ブログ書いてない!」と怒られたので、

がんばって3月後半の出来事を一気に書きます。

Q1

めでたい進水式がありました。

当日は日本晴れとなって、最高の進水式日和でしたよ。

オーナー様、ご契約/ご購入有難う御座いました。

これからはマイボートで関西中の魚を

釣りまくってくださいませ。

大漁お祈り申し上げます。

Q2

何台かやってきた通販購入BF2Dの修理の1台です。

ガソリンを抜かずに長期保管してしまい・・・

Q3

燃料タンクにもキャブレタークリーナーを

ぶち込みました。

Q4

またプッシュロッドが曲がっていました。

少し前のは、倒して曲げていましたが、

今回は「バルブの固着」でした。

長期放置で劣化したエンジンオイルまたは燃料が

ボンド代わりになって固まっていたと思います。

あまりの高額修理に頭を抱えましたが、

常連のSさんご紹介ということでもありますし、

たまたまあった中古パーツなどを使って工夫し、

ギリギリご予算に合わすことができました。

助かった~

Q5

こちらはオークションで程度が良いというものを購入したが、

エンジンが吹け上がらないとのことで・・・

Q6

冷却水もちゃんと周っていると思います。

Q7

異常はありません。

お持込時にチョークの使い方で逆の説明を

されていたので、それが原因と推測します。

Q8

こちらはキャブレターの調子が悪いかもと、

ちょこちょこご来店いただくお客様。

ところがキャブはきれいです。

但し、フロートのピンがズボズボだったので、

交換してみました。

微妙なオーバーフローだったかな?

今は絶好調です。

Q9

お次は2011年にご購入いただきましたBF90DK0です。

ずっと陸置き保管だったのですが、

昨年、海上係留に変更するというので重整備をご依頼いただいたところ、

塩害による塩噛みでギヤケースが外れず

インペラー交換を断念していました。

(購入後6年ではじめてのインペラー交換のご依頼だった)

お客様、気持ち悪いとのことで

「船外機の買換えしようかな」まで検討されたのですが、

バカな私は「修理したほうがずっと安いです」と

思わず口走ってしまい、

ただでさえなかなか壊れないHonda船外機なので

「おかわり」が少ないメーカーなのに、

また1台売り逃しました(笑)

Q10

バーナーで炙っても全然ダメです。

表面の塗装が焦げて内部のゴムやプラスチックが溶けるまで炙るか、

角がボロボロになるまで隙間にタガネをぶち込む方法もありますが、

X(UL)だったのを幸いに、ゲタ(エクステンション)を

壊して外す方法を取ります。

このエクステンション(セパレーター)¥72,360-です。

でも、幸いなことに、半年ほど前に中古部品を見つけておいて

このエンジンの為に安く入手しておいたのでした。

Q11

この新品に交換したスタッドボルトが固着の原因です。

新品から1~2年以内にインペラーの点検/交換を兼ねて

分解し、アンチコロージョングリスを塗布することを

お勧めします。

トラスト店さんがお世話していたY船外機を分解させていただくと、、

たっぷりグリスが塗られていたりします。

さすがです。研修でびビシっとされているのでしょう。

(研修うらやましいです)

Q12

BF90DK0のエンジン内部アノードは

ここについています。

係留保管/水洗いせずの場合、

私の個人的な意見ですが、

100%安全な交換の間隔は2年ぐらいでしょうか?

Hondaに限らずです。

「あなたに任せる」と言われたら、

毎年交換します。

アノード¥1個¥570-です。

一旦電気腐食させてしまい、ブツブツ塗装がはがれたら、

工場組立て前の、

「アルマイト処理+下地処理+本塗装+表面クリア塗装」は、

現地では出来ませんから。

Q14

当社でのご購入機なので、かなり安く修理したつもりですが、

それでも少々の出費になったと思います。

やはり、船外機も「マシン(精密機械)」ですから

定期的な整備点検が結果、突然の出費を抑えると思います。

Q15

現在の入院患者は、このBF2D6君です。

通販でのご購入とのことで、

知らずに完全に、全く水洗いしていなかったようで、

塩害でマフラーとバーチカルシャフトが干渉し、

クラッチが・・・

Q16

胴体も・・・・・南無・・・

Q17

あと、これも途中のBF225A6君です。

このオーナーさま、

毎年点検のご依頼をいただいています。

今回の定期健診で、偶然に異常が発見されました。

Q18

エンジン温度センサー2が55℃なのに

エンジン温度センサー3が77℃になっていて、

ここのセンサーに影響の或る部分周辺で

塩害により冷却水の流れが悪くなってきている

可能性がかなり高いです。

Honda船外機は、わざわざ複数の温度センサーを備えているので、

これら優秀な特徴を生かして、オーバーヒートがひどくなる前に

原因場所を特定できるのです。

お医者さんがレントゲンを使って血管の動脈硬化を

見つけるようなイメージですね(笑)

部品が入ったら後日、再度訪問し、

(B225A6君の方から通院して来てくれないので)

分解/詰まりの除去に行ってきます。

あとブログに掛けなかったオーナー様、すいません。

いい写真が撮れて無かったり・・・

あと営業の方も走り回っていましたよ。

1日おきに4時とか5時起きの週も有りましたが

好きな海の仕事をさせているので、

時にはプレッシャーもありますが、

基本、毎日楽しいです。

桜も慰めてくれますし。

Aさん、3月の後半はこんな感じでした。

また仕事に余裕が出来たら、飲みにいきましょう~

余裕・・・いつかな?

 

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