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Honda BF30Dの修理見積

皆さま、ご機嫌はいかがでしょうか。

先日はTohatsu MFS6BがJCI検査前点検で

本日はMercury ME9.8Eが点検修理でやってきました。

寒かった冬も終わって暖かくなってきたので

皆さん、釣りに行く準備なのでしょう。

最近のオーナー様は、船外機を非常に丁寧に使って下さる方が

多くなってきて、私はうれしい。

特に「点検に出そう」と定期的にお持ちになる方のは

管理が行き届いているものが多いです。

現在、作業用の船外機スタンドが足りなくなるギリギリで

回しております。

少し前から修理預かりしているHonda BF30Dの3台ですが

やっと順番が回ってきて見積の為の分解確認に入りました。

一台は「スターターリレーが壊れている?らしい」との事と

全部「エンジンがすぐに掛かるようにしてほしい」というのは

お聞きしていたのですが・・・

インペラーの羽根は粉のようにバラバラで、

それでも使い続けたからか、ポンプ本体の上も下も

熱で溶けてアウトで・・・

吸水口のウォータースクリーンまで、

水が上がらなくなって高温になってしまった排気熱のせいで

変形していました。

もう一台はインペラーの羽根があるのに水が上がらず、

何故?と思いましたが、たぶん誰か修理をしたとき

パッキン(Oリング)を再使用してはみ出て

挟んで組んだので、隙間が出来ていたのか?

これも、インペラーも溶けていて、ポンプ上下摩擦熱で、

吸水口スクリーンは排気熱で溶けてアウトです。

長期保管時に燃料系からガソリン抜かなかったかったのか?

1台は比較的スッと始動するのですが、

他の2台はもう、奥の手を使ってなんとかかけても

絶不調で、さらに1台はスターターモーターが回らず

当社のテスト用のモーターと付け替えてなんとか始動させたり・・・

多分、なかなか掛からないのでスターターモーターが

焼けて終わるまでギュンギュン回し続けた?

ブラシがとアーマチュアが焦げてできた黒い粉がいっぱい・・・

故障がリレーだったら良かったのですが。

水が上がってすぐに始動できる(アイドル回転は

すこし不安定だが)唯一のまともな子を試運転していて

これは、作業が少なくて済みそうだと思っていたら

かすかに擦るような感じで「カンカンカンカン」と

異音が聞こえてきて「この子まで」「最悪~」

こういう音って、原因を調べるの非常に大変なんです。

しかし今回は同じモデルがあるので

試しにフライホイールを入れ替えてみたら、音もそちらに移って

原因追及に長時間手を焼かずに済みました。

発電機とフライホイールの両方に傷が有ったので

どちらか?とは思っていましたが・・・

発電機(チャージコイル)などに擦っているので

見過ごすとえらいことになるかも知れません。

何処かにひずみが出ているのだと思いますが、

プロペラを強かぶつけた後に発生すること、多いような気がします。

ギヤオイルも3台のうち2台が真っ黒で・・・

一瞬、紺色のQUICK-SILVERのプレミアムプラス

ギヤオイルなのかと勘違いするような真っ黒で、

滅多に交換しない時に特有のすごい異臭が作業スペースに充満したので、

普通のギヤオイルが超劣化したのだと推測します。

他にも故障個所多くて、他の業務もしながら分解し、

見積もりしたら数日間かかりっきりになってしまいました(泣)

この子達、点検整備してもらっていたのかなぁ?

当然、2馬力や5馬力でもないのでそこそこ高額になりました。

今日で見積を提出して2日間経ちましたが

返事待ちです。

他の作業もあるのでそちらを先に進めるのですが

間が開くと、「どうだったかな」と忘れてしまいそうで

早く部品の注文をしたいと思う今日この頃なのです・・・

 

 

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