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ノーヒント

皆さま、ご機嫌はいかがでしょうか。

昨日は船外機の換装依頼を頂いたお客様の下取り機を

先に外しに行っていました。

Mercuryさんの4ストF60ELPTのBOIFOOTです。

このエンジンは丈夫ですよね。

しかしデカール剥がされています(泣)

たしかこのエンジンのシリンダーブロックや一部の電気部品は

YamahaさんのF60と共通ですよね。

調子は良いと聞いていますが、整備後に販売予定です。

サイドリモコン、タコ&トリムメーターが付いています。

プロペラは15Pが付いていますが端っこが割れていますので

外して捨てるつもりです。

中古なので販売後の保証はありません。

ご興味ある方はお問い合わせください。

いま、修理機でスペースいっぱいなのですが

先日、官庁様(敬礼)より船舶検査の見積もり依頼が有って

近くお持ちになってもスペースが無いので

早めにお嫁に行ってもらおうとか検討中です。

さて月曜日に電話があって、12月に販売した2馬力が

始動できないという事でした。

実はこの方、昨年購入した次の日にも電話が有って

「持って帰ってエンジンオイルを入れたんやけど」と言ってきたので

「何をするんですか、もう入っているって、

目のまえでエンジンを掛けて説明したでしょう!」ということがありました。

で、閉店時間ギリギリで持って来られたら、圧縮がありません。

「なんでこんなことになるんや」と言われますが、

「昨年エンジンオイルを入れすぎたからかも」というと

「そんなことしていない」と・・・

私は自分の耳を疑う?人間不信になる?

心のちっさい私が昨年の話を蒸し返すと

小声で「持って帰ったら周りの人が、『新品のエンジンにオイルが

入っているわけがない』というので・・・」と聞こえたような

聞こえなかったような・・・

となりでは一緒に来られた奥様が「遅くまですいません」

「対応していただいてすいません」と何度もご丁寧に・・・

分解したら排気バルブ側にカーボンが堆積して

バルブが全閉できないような隙間を作っていました。

これ、大量に入れすぎたエンジンオイルが燃え残って

起こる現象です。

過去にも何度か経験あります。

うちの店でBF2DHを買った方(明日も一人来られますが)

はご存じだと思いますが、

どちらが客かと言わんばかりに口を酸っぱくして

「エンジンオイルは抜いてから250mℓ計って入れる事!」

「横の窓で見て半分入れたはダメ!」

「入れすぎも、足りないのもアカン!」

と、言われているはずです。

取説にも、簡易取説にも書かれていることですが、

入っていた量は・・・

300mℓ以上入っていました~って、

「あ~なんじゃ~この色は~」

水冷エンジンなら壊れたサーモスタットを使い続けて

オーバークール運転を続けると混合気が液体に戻って

オイルダイリューションを起こすと、こんな色になりますが

メーカーさんにも再確認しましたが

「空冷のBF2Dでは聞いたことが無いし、起こる理由が・・」

(キャブレターも分解しましたが、正常でした)

故障原因を知りたくて、何度も問いましたが

何も特別な変な事はしていないし、正しく使っていたと・・・

ブローバイホースのガスの出口にも・・・白濁したエンジンオイルが。

こんな色、〇没機しか見たことがありません。

でも、〇没したことも無いということで・・・

知らないでこのようになったのか、

なにか私に言っていないことがあるのか、

どちらにしろ、

組み立てミスや部品に欠陥は見つかっていないので

メーカー保証の範囲外です。

なので有償修理になります。

ノーヒントでの原因追及は修理に時間が掛かって

修理代も高くなっていくしか・・・

人間誰でもミスはあります。私なんかしょっちゅうです。

別に私は担任の先生でも、会社の部長でもないので

廊下に立たせたり(昭和)、怒鳴ったりしないので

修理に役立つヒントになることは

もし恥ずかしいことでも何でも言ってほしいです。

知らないうちになっていたのなら、

それは仕方ないのですが・・・

 

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