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またまたチャーターボートさんの点定期点検です。

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

今年の点検修理の1号のHonda BF2DK2の

燃料タンクには・・・

大量の粒粒(水)が入っていました。

まだ本田技研さんは、水で走る船外機を開発されていません。

これ、キャブレターまで流れていくと沈殿して集まり

沖でエンジンが掛からなくなることも考えられます。

こうやって点検に持ってくる方はリセットできるので良いのですが

使いっぱなしの方は・・・

ちなみに、個人的には大気によるタンク内(携行缶含む)での

結露が一番の原因と思います。

うちに持て来る方の1/2ぐらいの方は、ごく微量でも

入っているようなかんじでしょうか。

そのうちの1/3ぐらいの方は上記のようなケースかな?

ちなみにモーターボートの大きな固定タンク、〇〇〇リッターとかの中には

90%以上の方が何らかの水分は入っていると思っています。

なので油水分離機は必需品です。

さて、先週のFUJIYAMAさんに続きまして

今週は「熊人(くまんちゅ)」さんのチャーターボートの

点検に行ってきました。

釣り船「熊人(くまんちゅ)」さんのHP

http://akk.ne.jp/

真面目で安全を考えているチャーターボートのキャプテンは

一番暇になるという年明けに整備を依頼されることが多いです。

なので私は、年明けでも大忙しです。

有難う御座います。

このエンジンのギヤオイルは初回点検で交換しているから

毎回汚れが少ないです。

ちなみにこのエンジン、1200時間回っています。

アルミプロペラにですが、微量の電気腐食が出ています。

無視する?どうする?

なので、2年経ちますしギヤケースのアノードを交換させていただきました。

まあまあそこそこ、ブツブツになってますし。

ここはチルトアップすると海上に出ますから

減っているのは主に運転中ですよね。

しかもこのボート、どちらかというと陸置です。

アノードの表面を削って再使用というのもあると思います。

まれに、内側のきれいなシルバー色が出てくるまで、

結構な厚みのどす黒い外側の部分を削っている時にいつも、

「このどす黒いところは置換で亜鉛の分子?の一部が

海に出て行った為にできた「亜鉛モドキ」いや「亜鉛にアラズ」なのか、どうなのか?」とか

バカな頭で考えると、心配になります。

程度にもよりますがスパッと新品に換えた方が安全なのかも知れません。

取付面、そう接触面はきれいに掃除して

電気が良く流れるように心がけてください。

アノードに塗料を塗るのは厳禁ですが、

接触面が汚れて居たりするのも、ダメダメです。

チャーターボートなので、毎年インペラーを交換します。

排気ウォータージャケット内にあるアノード(防蝕亜鉛)も

毎年交換します。

メーカーの指針は約400時間おきの交換です。

昔はこれらのアノードを交換しない人が多くて

エンジンがボロボロになって壊れてしまったのを良く見ました。

最近はお客様の方からも「換えて」って言ってもらえるようになって

うれしい今日この頃です。

オイルフィルターは1年ぶりの交換です。

熊人さんは100時間おきに100%エンジンオイル交換されるので

オイルフィルターの交換はたまにでいいよと

1年後の交換です。

今回は初めてサーモスタットを交換しました。

これもメーカーの指針は400時間おきです。

2年、1200時間でも壊れていませんでしたが

もう、十分元は取ったと思いますので。

ちなみにこのヘッドの50℃とブロックの60℃のサーモスタットは

両方とも2つ爪で形が同じなんですが

50℃の方にはマジックでマーキングされています。

ご注意ください。

さて、チャーターボートさんが暇になるという1月ですが

現在、大阪湾には、アホでも釣れるくらいハマチやサワラが

回っているそうです。

船長さんにも喜ばれ、脂ののったお刺身が食える!

これは、乗っといた方が良いかもしれませんね・・・・

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