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時は金なり

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。

昨日通過した台風のおかげで気温がぐんぐん上がって

「おまけの夏」を堪能した私です。

ああ、夏は気持ちいい!秋よ来ないで!

さて数日前、知らない人(協会)からPCにメールが・・・

要約すると、数週間後に学生の漕艇の大会があるのだが

レスキューの主機であるYamaha F25DELの

調子が悪く、修理していくれる業者をあちこち当たっているが・・・

私も昔、少しセーリング競技なんかをしていたことが有るので

「学生」「レスキュー」「大会」という言葉に弱くて、

丁度来客予定も納品予定も無かったので

「本日の午後なら訪問可」と

私が受けることのできる前提条件をかいたうえで

ほぼ反射的に近い精神状態で返信。

よっぽど急いでいたのか、当日訪問になりました。

エンジンが掛からないということで、火花は飛んでますし

キャブレターを外して分解OHします。

現地での「野戦病院修理」なので

サービスカーの後部が作業テーブルになります。

汚れてはいたのですが、無茶苦茶ひどくも無くて・・・

スパークプラグを見ると、大嫌いな焼け方で

正常な状態より、ほんの少しだけ微妙に

汚れている、見つけにくい症状が潜んでいる時の焼け方です。

さあ、キャブレターをセットしてエンジン始動します。

少しぐずったあと、エンジンが掛かって

立ち会われていた協会の方の顔に安堵の表情が

これで帰れると思いながら、スロットルを吹かすと

回転が落ちるとき「カンカンカンカン」と金属音が!

ああ、帰れない(汗)

協会の方は、落ち込む私を不思議そうに見ておられます。

排気音をかき分け、音の鳴る原因を探します。

「くそっ、ピットなら聴診器あったのに」

協会の方に「スロットルを上げたり下げたりしてください」と

お願いし、船外機に耳を近づけます。

上の方から聞こえるような気がして、タイミングベルトの位置を

確認しますが、滅多にやらない機種なので

ヤマハ船外機サービスマンのYさんに電話して

タイミングマークを教えてもらいました。

台風支度の邪魔をしましてすいませんでした。

タイミングは合っているようです。

ふとギザギザに割れたプロペラが目に入ります。

(持ち帰った後で外した写真です)

「そうか」ギヤケースを触ると「カンカンカン」の音と同時に

振動を発しています。

協会の方に説明するのに、ギヤオイルを抜いて

鉄粉を見てもらいました。

持ち帰り決定です。

ベベルギア2(リバース側)とピニオンギヤが

砕けていました。

後進でぶつけたのですね・・・ガツンと強烈に!!

スパークプラグの気持ち悪い焼けた方は、ギヤの異常で

シャフトにずっと軽い負荷が掛かっていたからかもしれません。

ギヤが欠けて鉄粉が出たまましばらく使っていたのか、

リバース側のベアリングも、ドッククラッチにも

ダメージがあります。

ピニオン下のスペシャルナットを外そうとしますが

破片を噛んだのか、

6ポイントのも12ポイントのもボックスが入らず悩みましたが

ミリでもインチでも行ける特殊なボックスを使ったら

外せて助かりました。

プロペラがガタガタなので、シャフトの曲がりも

確認しておきます。

多分、大丈夫でしょう。

全分解できて、修理の見積もりが書けます。

夜遅くまでかかって見積書が出来たので送信したら

翌朝06:00に「お願いします」と返信メール来てました。

大会を控えて、焦っておられるのでしょうか。

本日部品を注文したら、ヤマハさんから直送で明日着く予定です。

大会に間に合いますね。

ところで私的な愚痴になるのですが,私、ホンダ船外機を

日々一生懸命に販売しています。

しかしホンダ船外機の部品は、直送ではなく一旦地域の

ホンダパーツという別の販売会社に入ってからくるので

ヤマハさんより1日遅くなるケースがあります。

しかも本田技研さんと船外機の販売契約をしているのに

部品はまた別の契約をしないといけないのですが・・・

このシステム、すっごく不便んなこと、いっぱいあるんです。

2輪(オートバイ)販売店は別のルートでスムーズに流れているそうですし、

本田技研さんも2輪とパワープロダクツが一緒になったのですから

船外機部品もも2輪と一緒の部品ルートでしてほしいとか

思い悩む初秋の今日この頃なのです。

ベンジャミン・フランクリンが言ったそうです。

時は金なり、信用は金なり・・・・・・

 

 

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