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過ぎますが猶及ばざるが如しとは思いません。

皆さま、ご機嫌はいかがでしょうか?

なぜか全開で忙しい今日この頃、心の栄養の補給に

「シン・エヴァ・・」を見てきました。

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入場の時に「アスカ」のやつをもらったのですが、

どうせなら「マリ」ちゃんが欲しかった、私。

よかったですよ、内容。

すっきりしました。

但し、25年間の・・・さびしい。

数年前にはSTAR WARSも終わってしまったので

平成を超えて令和に続いていた娯楽が

また一つ、完結を終えましたね。

先週は、ご依頼を受けて、私としては珍しく・・・

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ライトな整備をしていましたよ。

そのほかには常連様のBF90DK0の定期点検を

実施していました。

油脂類はもちろん、交換しますが、

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まずはインペラー交換です。

羽根だけ換える方、多いですね。

点検や整備を飛ばして、交換のみ。

ダメとは言わないですが・・・

例えばポンプハウジングの内部に

乾いた塩のせいで細かな傷が発生していることがあります。

(缶コーヒーゴチです、オーナー様)

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そのままにしておくと、インペラーの羽根の消耗が

早くなりますよね。

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で、微細な耐水サンドペーパーなどで丁寧にこすって

傷や付着した乾いた塩をきれいに磨き落とします。

私はベースガスケットやポンプ部のパッキン(Oリング)

キーウッドラフなど全部交換します。

ポンプですから1ccでも自分のせいで組み上げる水の量が

減るのは嫌です。

たまに「インペラー換えたけどオーバーヒートが治らない」と

電話してくる方がいますが、パッキンとかも交換していますか?

あと、エンジン各部に付いている防蝕亜鉛も

係留保管の方は、必ず数年おきに交換してください。

この写真はHonda BF90DK0のシリンダーブロックに付いている

内部防蝕亜鉛(アノード)です。

(DK5になって、ここまで分解しなくても交換できるように

なりました。)

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このオーナー様は2~3年おきに交換されています。

ブラケットの下のやつは、毎年~2年おきに交換されています。

先週も、だれか知らない人(関東の方)から、

「中古ボートを個人売買で買って、3回乗って

エンジンオイルを見たら白濁していた、なぜだ」と

電話がかかってきましたが、

個人的な推測としては

「買ってから一度も防蝕亜鉛を交換しなかったので

電気腐食してしまってブロックに穴が開いて

冷却水がオイルパンに流れ込んでエンジンオイルが白濁するようになって

イヤになったので、きれいなオイルに交換してから売ったんでしょう」と、

言いたかったのですが、言うとショックも大きいですし、

時間が無かったので簡単に説明したら、

近くのホンダ店にCP診断してもらって稼働時間を見てもらう?と

言っておられました???

かなりの確率で、手遅れですね、たぶん。

こわいこわい、個人売買と〇〇オークション。

〇〇過ぎますね。かわいそう・・・

私のお客様たちでは、自分で管理する方が半分、

私が定期点検を毎年させていただいている方が半分ですが

私が定期点検している方では、白濁した人はゼロです。

おひとり、自分で管理されている方で

とあるメーカー製でオイルパンに穴が開いた方がおられますが

場所が良かったので修理出来て、その後は2年おきに

交換されています。

今回のオーナー様のBF90DK0は8年目、1093時間でした。

「Hさん、あとどれくらい持つかな」と聞かれたので、

「このペースで使えば、あと10~20年ぐらい使えるのでは」と

お答えしておきました。

ああ、載せ換えの時期が来たとき、

私はまだ、この仕事をしているのでしょうか?

本当に長持ちが過ぎますHonda船外機。

でも及ばざるが如しとは、思いません。

創業者の精神が、耐久性にも宿っているのかな~

 

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