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超高温過熱と水金槌の間(はざま)で換装実施

皆様、ご機嫌は如何でしょうか?

明日/あさっては、この船外機のセットで留守になります。

(深夜には帰ってくるかも知れませんが)

ご不便をおかけいたします。

S0

赤いカプラーの上にある、黒い6Pカプラーが

NMEA2000の接続用です。

GPS魚群探知機やデジタルメーターにつなぎます。

新品の載せ換えは、いつもウキウキします。

暑いけどがんばるぞ~

さて、Tohatasu MFS2Bが修理にやってきました。

S1

少し前にインペラーが壊れてオーバーヒートし、修理したが、

また同じような症状だとのことです。

S2

高温でスロットルワイヤーが溶けています。

かなり高温になったようです。

S3

ここも、高温で溶けて、外にはみ出しています。

S4

試運転しますが、確かに温度が高いです。

ぐんぐん上がるので、恐くてすぐに止めたく

なります。

しか~し・・・・

S5

サーモスタットは開いたまま死亡、チ~ン♪

でも・・・

S6

水は少し弱いが、出ています。

わかりました。修理ミスです。

分解してみると・・・

S8

インペラーの羽根は欠けていないのに

破片が大量に詰まっています。

S9

水を吸い上げる管にも、破片が詰まっています。

つまり、前回インペラーがバラバラになって

オーバーヒートしたが、破片をそのままにしたまま、

インペラーだけ新品に交換したということです。

そんな修理、プロはしませので、

お客様、自分で修理したのでしょう。

で、アイドル時はチョロチョロ検水口から水が出ますが、

高速走行時の熱は冷やせず、まずサーモスタットが

高温で死亡し、続いてプラスチック部品が

順に溶けていった、と、推測します。

シフトレバーも重いので、あとで分解です。

お次はHonda  BF2D6です。

S10

「半分水没した」とのことで、

半分って、なんでしょうか。

聞けば、ボートが風で岸壁に当り、エンジンが

水没しそうになったのを手で抑えたと。

このエンジン、リコイルが引っ張れません。

S11

水没とは関係有りませんが、携行ガソリン缶は

内部がかなり錆びていると思います。

BF2D6の燃料タンク内に、錆が大量に・・・

クランクが固着しているので、原因がわかるところまで

ひたすら分解します。

もう、バラバラで、高額必至です。

「あれ~」

S12

ウォーターハンマーのお手本のような、

コンロッドの曲がりが見えます。

上昇したピストンは混合気を圧縮するのが仕事ですが、

水が入った場合、水は空気のように圧縮できず、

しわ寄せがコンロッドに行ったようです。

アーメン♪

S14

なんか、S字に曲がってのんきに見えますが、

えらいことになっております。

この衝撃と、水没後約1週間の放置で

シリンダー内壁が・・・・

シリンダーバレルも、交換ですわ。

お客様、残念ながら、状況としては

完全水没の、さらに最悪の状況です。

S15

今回とは関係ないですが、ここも交換。

S16

 

キャブレター内にも海水が(泣)

内部で海水が塩の結晶になってしまうと

キャブも死亡するので、

必死で洗浄します。

間に合ったかどうかの最終確認は

実際の運転ですね。

さあ、この2台のお見積は、明日からの

船外機の換装が済んだら、すぐに行います。

バカな頭が内容を忘れないようにメモっておきま~す。

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