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個人でもできるサーモスタットの点検方法

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

お盆休みを前に、出張修理の仕事が

たくさん入っていて、走りまわっています(汗)

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今日は、業者様からのご依頼で日産ブランドの

BF225AK3のオーバーヒートの点検修理です。

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サーモスタットの目視点検をします。

つまりや故障はなさそうです。

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次に、パソコン診断機をつないで

確認します。

確かに、オーバーヒートした履歴が残っていました。

業者様に運転してもらって、沖を航行しながら

パソコンとにらめっこします。

景色は見ていないので、どこを走っていたか覚えていません。

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BF225AK3は温度センサーが3つ付いています。

それぞれの数字を見ながら、低速や高速、停止時の

温度の変化を見比べます。

センサーの異常は無かったので、次の修理方針が

立てられそうです。

さて、サーモスタットの故障ですが、個人でもある程度は

確認することが出来ます。

HONDA船外機は大体、50℃と60℃のどちらかか

もしくは両方のサーモスタットを使っています。

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こちらは、書いてある通り50℃のものです。

50℃で開き始め、60℃で全開に開きます。

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こちらは60℃で開き始め、70℃で全開に開きます。

で、点検ですが、少し水の入った耐熱コップと

温度計、湯沸しポットを用意します。

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初めは常温の水を入れておき、お湯をゆっくり

ゆっくり、ゆっくり加え、

開き始める温度に持って行きます。

開きだすまで時間が掛かります。

50℃のものなら、50℃~55℃ぐらいにして

数分待ちます。

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無事、開きました。

テストするのが面倒な人はズバッと新品に

交換しましょう~

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そのあとは割り箸なんかでつまんで出して、

ゆっくり閉じていくのを確認してください。

全閉になれば、テスト終了、合格です。

あくまでワタクシ流です。

正確な点検方法は各モデル、各メーカーの

確認方法に従ってください。

なお、いきなり設定温度以上熱を加えたり、

バーナーなどで加熱すると開いたままぶっ壊れて

しまいますので注意してください。

今日の225は土曜日にまた行く予定です。

水曜日はBF225A6で今大阪府下の大変立派な

マリーナ様へ呼ばれています。

金曜は和歌山のBF150A4です。

毎年お盆前は仕事が重なります。

工場にいない日が多くなりますので、申し訳ありませんが

持ち込み修理の方は十分ご注意をお願いします。

 

コメント

  1. アベシゲル より:

    今ホンダのbf115dがついています、4000回転で警報ブザーなります
    どうして何処お点検したらいいか

    1. Dr.H より:

      コメント有難うございます。
      警報発令時は点灯している警報ランプの種類と、音の鳴り方(連続長音、断続音など)
      により、何が起こっているのか(オーバーヒート、オイル不足、センサー故障、
      油水分離機の水が満水など)わかるようになっていますので、正確に教えてください。
      宜しくお願い申し上げます。

  2. 村上 より:

    はじめまして
    村上と申します。

    問い合わせフォームから送信できなかったのでこちらから失礼します。

    数年放置されていたBF9.9Dエンジンをレストアしております。

    型式BABJ 型式承認番号4399
    BABJ-1109698

    はじめセルが回りエンジンが掛かったのですが、
    すぐに掛からなくなり、プラグから火花も飛ばなくなりました。

    イグニッションコイルの故障?かなと思っております。

    また、その他消耗するパーツ類(インペラなど)も揃えたいと思っております。

    パーツの見積もり等をお願いすることは可能でしょうか。
    よろしくお願いいたします。

    1. Dr.H より:

      村上様、お問い合わせ有難うお座います。
      エンジン番号と必要な部品を書いて、FAXください。
      FAX NO 072-874-9188
      お見積いたします。
      尚、コイルの故障もあり得ますが非常に珍しい為、
      私ならコイル近くのハーネスの断線を先に調べています。
      宜しくお願い申し上げます。

      1. 村上 より:

        返信ありがとうございます!

        こちら、FAXが無く、近くにコンビニもないので
        可能でしたらメールでやり取りお願いしたいです。

        ご指摘の通り、ハーネスの断線でした。
        ありがとうございます。

        高知の田舎の方なので、近くに整備しているところもなく、
        試行錯誤しながらオーバーホールしております。

        断線を直したところエンジンは掛かったのですが、冷却水が出てきませんでした。
        サーモスタット回りは塩で詰まっており、インペラはすべての羽が取れている状態でした。

        必要な部品自体があまりわかってないのですが、
        サーモスタット、インペラ 周辺のシール、パッキン
        アノード あたりでしょうか。
        他に交換したほうが良い消耗品あれば教えていただけますと幸いです。

        型式BABJ 型式承認番号4399
        BABJ-1109698

        メールアドレス s.murakami0306@gmail.com

        1. Dr.H より:

          弊社ホームページにお問い合わせコーナーがあります。
          そこからお問い合わせください。
          https://hondamarine-hanbai.com/
          スクロールして一番下になります。
          宜しくお願い申し上げます。

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