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オイル漏れの点検

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。

修理のご依頼で症状の確認が難しいもののひとつに

オイル漏れがあります。

エンジンに穴が開いていてドボドボ漏れていれば良いですが、

ほとんどは原因不明で持ち込まれます。

新品なら別ですが、それなりの年数を経過していると

なおさらです。

前の会社のとき、年数の経った

外国製ディーセルエンジンで

お客様より「にじむ」とクレーム有ったとき、

本国に聞いてもらったら、

「中に入っているのだから出てきてあたりまえ」

との回答で、「なるほど」と割り切り方に感心しました。

また、今の会社になって、国内メーカーの技術さんと

話をしていると、

「うちは『にじむ』だけでも許してもらえない」と

言っていました。

いろいろです。

さて、今回はベトベトのエンジンを根気よく脱脂し、

回転高めで試運転を実施します。

0004-1

分解しないと脱脂できない部分は分解して行い、

再度組み立てておこないました。

自分が納得しないとお客さんを納得させられません。

0004-2

運転後、クランクシャフトのオイルシールに

『にじみ』が、ごくごく微量見られました。

交換するなら、ここは基本全バラです。

エンジンを掛けるとき、毎回白煙が出ます。

0004-3

スパークプラグが2ストロークのように

ベチョベチョです。

10年選手ですので、オイルを食っているのかも

知れません。

このエンジン、掛かりは良いです。

さて、また前の会社のときの話にもどりますが、

USAよりボートを輸入していました。

むこうで商談をしていると、笑いながら

「日本人とフランス人は細かい」と言われたことがありました。

ボートが届いたとき、オプションの付けわすれ、

部品の不足があったら、フランス人は何度も何度も

電話をしてくるそうです。

私も、嵐のようにメールしてましたけど。

今回は、このまま様子を見ていただくことになりました。

まだまだ使えそうですからね・・・・・・・・。

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