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HONDA BF2D6の点検修理とイリジウムプラグ

皆様、ご機嫌は如何でしょうか。

ワタクシ事ですが先週、風邪をひきまして、

でも、ボートのバフ掛を休むことが出来ず、

前の日の晩38.7度まで発熱していたのですが、

そのまま2日間、30ftのバフ作業をして・・・・・

現在マシにはなっていますが、それ以来微熱が続いている

今日この頃で、ダル~い日々を送っております。

さて、BF2D6が点検でやってきました。

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知人からもらって使っておられるとのことですが、

調子がイマイチになのでとのことで・・・

02-2

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燃料に水やごみが混入しています。

キャブレターも分解OHしたほうがよさそうです・・・

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「あれっ」

スロットルケーブルの固定金具が外れています。

誰か、触ったのかな?

これでは全開になりません。

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クラッチがきれいに「焼けて」おります。

心配なので、メインベアリングやバーチカルシャフトも

点検しないと・・・

ギヤケースをはずし・・・・ああ・・・あああ

ネジが「折れるか、折れるか」

ビビリながら、回したり、戻したりなんどもして

慎重に緩めていきます。

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「ああ、外れた!」

海水が固まって、又電食をおこして、

ボルトが強烈に固着していました。

比較的新型で、メッキ&青塗料バージョンだったので

助かりました。

塩で真っ白ですわ。

ここはいつも、泣かされます。

シャフトもベアリングも、大丈夫でした。

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錆のひどいバルブカバー(タペットカバー)を交換します。

水洗いや防錆剤の塗布など、メンテをしなくて

こんな感じになっている方、おられます。

通販で買った方に多いような気がします。

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イリジウムプラグが入っていました。

私はBF2Dでは、イリジウムは不要論者です。

私は、EFIエンジンの登場とともにエンジンは高馬力、

高燃費を延々と求めて高温高圧縮となって、

通常のニッケルプラグでは耐えられなくなってきて、

代りに高耐久性のイリジウム合金を使用したプラグが開発されたと

思っています。

なので、ハイレベル全機種高圧縮のホンダ船外機ではありますが、

比較的圧縮の低いBF2Dでは必要ないと思っています。

逆に、ECUが燃料を完璧に制御するEFIエンジンは

プラグをかぶらせることは無いと思いますが、

マニュアルチョークのBF2Dで、操作ミスでプラグをかぶらせた

場合、ニッケルプラグなら、はずしてワイヤーブラシでゴシゴシ

出来ますが、イリジウムはワイヤーブラシでゴシゴシなど掃除が

できないので困るほうが多いと思っています。

(イリジウムプラグはワイヤーブラシで掃除してはいけないのですが、

ご存知だったでしょうか?)

2012年のミニボートフェスティバルでも、講習会で

質問が出て、トーハツさんの技術部の方も、細かい説明は

されませんでしたが、あまり効果は無いといっておられましたよ。

ただ、ひょっとしたら燃費がいい方向に出る可能性はあるので

完全に否定しているわけではありません。

しかし、プラグをかぶらせて「エンジン掛からない」と持ってくる

方おられますが、イリジウムでベチャベチャにして持って来られると、

困る場合があります・・・・

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バルブカバー交換のついでにタペット調整も

しておきます。

分解している今がチャンスですから・・・

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新品のカバーに交換したら、再度錆びないように

さらにペイントしておきます。

交換した今がチャンスですから・・・

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ここは、ブレーキクリーナーで

掃除をしておきます。

分解している今がチャンスですから・・・

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スロットケーブルの外皮が痛んでいました。

防水処理をして、カバーをしておきました。

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「さあ、試運転と・・・・・ああっ」

夢中になって作業していると、楽しいからか

時間を忘れて・・・・外に出たら、真っ暗です。

「またやってしまった」

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まだ夕方ぐらいだと、思っていました。

試運転も、無事終了しました。

部品は全部、在庫分でまかなえたので早く完了できました。

さて、使った部品、補充しておきま~す。

 

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