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TOHATSU MFS2Bとバケツではムリネは無理ね!?

皆様ご機嫌はいかがでしょうか?

本日2回目のブログ更新です。

えっ「おまえ修理たまってんのとちゃうんか」って?

はい、急ピッチで仕上げております。

涼しくなってきたので、特にピッチも上がり気味で~

ラッキーも重なって、バリバリあがっております。

13-1

TOHATSU MFS2Bが先日から入院しております。

持ち主のご友人がお持ちになったのですが、

一緒に並走していても、不調が分かったとかで、

「高回転でおかしかったですわ」と・・・

ウチは水辺に面していませんので、試運転できずに

一番苦労する症状です。

高回転は、一番エンジンがしんどいときです。

その回転と負荷を再現しないと、症状が出ないときが

あります。

このMFS2B、

何度、陸上試運転をしても、まったく不具合が出ません。

「仕方ない、あれをやってみるか・・・」

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これ、専門用語で「ムリネ」というらしいです。

すなわち、水槽で、本物のプロペラと同じ負荷をかけられる

「テスト用プロペラです」

で、これを装着しようと、プロペラをはずそうとしても、

「あれ?」外れません。

プラスチックハンマーで叩いてはずすと、

「ああ、犯人はこれや~」

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シャーピンが完全に折れております。

オーナー様、アルミプロペラに交換されていますので、

木の枝をはねたり、

海底を擦ったときも

プラスチックプロペラより、シャーピンへの

負担は大きいでしょう。

(走りは理論上、良くなる可能性があります)

折れた上で、シャーピンの破片が運よくプロペラシャフトの

穴に引っかかっていたようです。

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 ご苦労さま、プロペラシャフトさん・・・

彼女はけなげにもシャーピンが折れたのに、

うまく掴んでオーナーを岸まで運んでくれたのでした。

「有難う!」

さて、ムリネをつけてバケツで試運転をします。

1000rpm

2000rpm

3000rpm

4000ああああああああああああああっ

13-6

ムリネを使っていても、バケツの水槽では

全開にする前に、水が飛び散って続けられません!

「全開は無理~」

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でも3000rpm~4000rpm付近までは、

異常は見当たりません。

やはり、シャーピンの異常だったんではないでしょうか。

もう少し儲かったら、3m×3mぐらいの

船外機テスト水槽がほしいと思った、

今日のワタクシでありました。

 

 

 

 

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