200,000kmを越えて・・・完了!
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
すごく暑い日が続いていますね。
毎回、作業中はフラフラになっております。
先日、CR-V君が20万キロの大台にのりました。
トレーラーを引っ張るので、サスペンションはヘタって
ガタガタですが、
さすがはHONDA車、エンジンは故障知らずで快調です。
しかし今後はエンジン以外の、セルモーターや
エアコン、トルコンなど周りの部品の寿命が
やってくるのかもと思うと、悩ましいところです。
さて、すこし前から作業を継続していたBF225AK3ですが、
メーカーの技術さんにも電話などでいろいろ助けて
もらったりして、
おかげで解決出来ました。
お客様やご依頼主の業者様は、複数の症状を訴えられて
いたのですが、私が一番問題にしたのはアイドル不調。
で、油水分離器にあふれるほど水が入っていました。
この分だとタンクにも入っている?
(原因は不明です。真水のようですが・・・)
エンジン内1次フィルターにも水が・・・
(赤い浮きが1.5cmほど水で浮いています)
エンジン内2次センサー付きフィルターにも・・
諸事情有って、初めは係留のまま対応をしていたのですが、
インジェクターやフューエルレール、ベーパータンクは
分解できないので、苦戦していました。
苦し紛れに別のタンクを持って行って運転するのですが、
アイドル不調は改善せず・・・
今度は電気関係とか疑うのですが、ぬかるみにはまってしまい、
メーカーの技術者の相談にのってもらって・・・
ECUやPHCも問題なし・・・スロボも問題なし・・・
最後は覚悟を決めて、総点検です。
わがまま言って、いろいろ大変な上架していただきました。
燃圧の点検・・異常なし。
圧縮圧力の点検・・今日は高いほうの計器使いましたわ。
全気筒問題なし。
最後は高圧経路を総分解して残ガソリンを抜きつつ
高圧ポンプとかインジェクターを清掃確認。
(ファンクションテストでインジェクターの動きは
確認できていましたが、目視での確認も)
TDCセンサーやクランク角センサーも抵抗値や現物を確認。
これは技術者さんのアドバイスです。
エンジンを会社に持ち帰れば、ネチネチ確認できるのですが、
出張修理なので朝の8:00から夕方まで、昼食時間を除いて
炎天下でもぶっ通しで分解と確認を続けて
可能性を消していきます。
ポロッと無意識に手から工具がこぼれ落ちたら、
危険サインです。
自動販売機まで歩いていき、水を補給します。
給水だけでなく、冷却もできるのでしょうか?
頭がスッキリしたら、また作業を続けます。
インテークの隙間やバルブクリアランスも分解確認します。
全開走行で5300rpmまで回っているので
(このエンジンは少し、ペラがキツ目かも・・・)
大きな故障ではないのですが、このパターンが
一番大変です。
各部各箇所何度も、再々確認のため分解し、
サービスマニュアルの数値で完全に組みなおします。
夕方ギリギリに下架してもらって、試運転します。
いままで症状が出ていたパターンで試しても、
ほとんど症状が出なくなりました。
高圧燃料経路を分解し、完全に燃料を抜いたのが
功を奏したと思います。
エンジン自身に問題が認められず、ほっとします。
艇体の燃料タンクの清掃は、業者様にわがままを言って
他に依頼していただきました。
300ℓタンク・・・どれくらい残っているのか・・・
半分?
1日掛かるかな?
今回は依頼主の業者さまに
「徹底的にやってくれ」と言われていたので、
助かりました。
これで、BF225AK3は夢に出てこなくなるでしょう。
帰路も20万キロを越えたCR-V君と一緒に帰ったのでした・・・
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