古い船外機は買わないでください。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
今朝は「あおられ運転」遭遇から始まりました。
オデッセイ君にはトレーラー牽引時の後方監視モニターも兼ねて
純正と後付けの2台のドラレコを付けているのですが、
後付けを後方拡大で常時ONに操作していたら、すっと車間が
離れました。
接近していたので操作する私の手元がくっきり見えたのですかね?
のちに私より先行したあとも次は軽自動車にピタッと・・・・・・・
このドライバーさん、なかなかまねのできない、濃い人生をお過ごしの様です。
さて中古で購入されていきなり不調で持ち込まれた
Honda BF15Aの修理の続きです。
何故かMercury用の緊急停止クリップ&コードが付いています。
この形状だと落水時にスイッチがもげてしまうことも考えられ
再スタートできなくなるので言語道断の論外です。

緊急停止スイッチですから「掛かればよい」だけではなく
「安全に停止」して「安全に再始動」できないといけません。
恐らく前オーナーが間に合わせで使ったのでしょう。
他社製のクリップで何度もトラブルを見ております。
日本海方面まで修理に行って、Honda船外機にYamaha製クリップが
付いていたのが原因だったこともあります。
皆様、絶対に緊急停止クリップ&コードは純正品をお使いください!
ギヤオイルを少し抜いてみると「あれれっ」なに、この色!

水が入っての白濁なのか、とてつもなく未交換で
削れた鉄粉などだけで汚れたのか、判断が難しいです。
しかもPEらしきラインを巻いていたので、最悪のケースが
頭をよぎります。

圧力テストの為オイルを抜くと、規定量の半分?ぐらいしか
入ってなかった感じでしたが、テストで漏れはなく「助かった」
とてつもなく長期間ギヤオイル交換をしていない方ですたぶん。
シフトの連結部はロックナット(Wナット)が
既にロック位置にあらず、下手したら沖で連結が外れてシフトできなくなって
前進で外れたらマシですが、ニュートラルなら帰って来れません。

ここも前ユーザー様が自身で触ったことがあるのかな?
さらに「あれっ」何かのボルトが「こんにちわ」しています・・・

ギヤケースはずして(ここのボルトの締め付けトルクもユルユルでした)
カタカタ振ったら出てきてくれました。
曲がってるがな???

この長さで、ここに要る可能性のあるやつは・・・まさか・・・

下からシリンダーブロックを留めているマウントボルトでした。
このボルトの取付もそうですが、緩んでいるのですから
他の6本のボルトの緩み&増し締め確認もしたいので
久しぶりにもう一段、中間ハウジングも外すか・・・
インペラーはバラバラ直前で、サーモスタットハウジング内にいた
欠片とピッタリ合ったので、ギリギリ全分解捜索を回避できました。

この点では「運が良い」
キャブレターはチャンバー内部がきれいな割に
肝心な部分だけ詰まっていたので、勝手な推測ですが

分解清掃したが、このキャブレターの構造を知らなかった
みたいな感じを受けました。
このエンジンが現役の頃、同じようなケースを沢山みましたので・・・
キャブも仮組し、本調子ではありませんが、何とかギリギリ
やっと運転させることが出来たので各部目視運転に入ります。
「あれれっ」インテークマニホールドのボルトから
水漏れが・・・・ポタ、ポタ・・・

調べたらあと数十枚ですがインテークマニホールドの
ガスケットは在庫が残っていました、直せます。
一番悩ましいCDIユニットですが、エンジンは掛かるのですが
うちにあるテスト用のと交換してみると微妙に回転が
違う(うちの方が少し上がる)のですね。

ちなみにうちに定期的に整備に持ってくるオーナー様達のは
かなりの確率で一度は交換になっています。
「やばい」と思った方には「ヤバそうですよ」と説明し
後日「言われたように沖で止まってエレキで帰ってきた」
という方もおられました。
さんざん悩んで見積に入れておきました。
プロペラの前に入れるスラストワッシャーも肝心なところが削れてしまい
押されて前方に接触する「本体食い」を始めていました。

当然、交換ですが、交換しないでいると
摩擦抵抗でスピードも出ませんし、本体やオイルシールをどんどん削っていき
もっと進行すると今度はプロペラも恐怖の本体食いを
始めるかもしれませんよ~
お客様にお見積りを提出し、速攻で修理開始のOKのご返事を頂きました。
でも、ほかにも点検整備のしたいバルブに関する部分などの
修理後の故障については免責でお願いしました。
もう、部品が無いんです。
今回もメーカーに無いけどうちに残っていたので助かった
部品も何点かあります。
DR6HSスパークプラグも本田技研では在庫するリストから落ちたのでしょうか
既に販売終了扱いになっております。
あちこち探して、ヤマハさんの倉庫に2本ギリギリあったので
今回は入手できそうです。
珍しいとか、ふるいとか、そんなスパークプラグは1箱でないと
入手できないケースが有ります。
次にヤマハさんが在庫しなくなったら、どうしましょう・・・
モノタロウで買って利益上乗せし、運賃も加算しますか、
それならお客様に「モノタロウで買ってください」と
案内し、整備時に一緒にお持ちいただくか・・・
う~んややこしい。
なので、古い船外機は買わないでくださ~い。
コメント ( 0 )
トラックバックは利用できません。
この記事へのコメントはありません。