約40KnotとBF225AK3の定期点検
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
本日、点検でお預かりしていたBF2DHのお引取りがあって
ありがたい事に連休前に全部、お引き渡しできてGWに入れます。
皆さん、釣りに行くのでしょうね。
今週はリゾートマリン㈱さんでBF250Dをセットした
ニュージャパンマリン㈱さんのNSB335の試運転のお手伝いをしました。
セットは先月末で終わっていましたが、レーダーやソナー、オートパイロット、
その他装備して全重量でプロペラのマッチングを行います。
2基掛けの1レバーモードで運転されています。
このボートに乗るのは2度目ですがビックボートの割に韋駄天で
非常に走りが良いと感じます。
カタログには36ノットと書かれていますが・・・
水も燃料も満タンにして、いざ、海原へ~
出ました、39.6ノット(GPS読み)出ました。
同じボートに、俊足で有名な他社製の排気量4.5リッター船外機を
搭載して40ノットぐらいだそうなので、
3.6リッターのBF250Dで近い、同じぐらいの速力が出たのなら
本田技術研究所㈱開発スタッフさんの面目躍如といったところでしょうか。
排気量が少ない分、燃費に利くかもしれませんし。
あなたも加速装置「BLAST」パワーで、いざ、無限の彼方まで~♪
高速旋回も難なくこなし、試運転が無事終了しました。
その次の日は新K君を伴って、1泊2日で出張修理へ、
2013年式ですから11年経った係留保管のBF225AK3です。
オーナー様の依頼は、ブロック内部アノードと冷却通路のメンテです。
オーバーヒートしやすいような・・・とのことでした。
排気管を外したら出てくるブロック内アノードはトロトロでした。
2年前にも替えています。
オーナーさんはよく乗る人で、2年でおそらくメーカー指示の400時間は
超えていますので、当たり前と言えば当たり前ですかね?
当然、排気管のアノードもちょうど交換時時期って感じでした。
今回はヘッドの下にあるリリーフバルブのメンテナンスを
こってり実施します。
ボルト3本で止まっているように見えますが、
奥の1本は外さなくても手前の2本を外すと
ベースごと外すことができますよ。
本田船外機の場合、何をやってもオーバーヒートが直らないとき
まずインペラーポンプに刺さっているウォーターパイプの上のグロメットを交換し、
それでもダメな場合はこのリリーフバルブのメンテナンスをすれば
ケロッと完治する場合が、私の修理では多いです。
(クールダウンや水洗いしない人で水路が塩だらけの場合はダメかも)
今回、交換したのはこれらの部品。
「スプリングは再利用できないの」と言う人どこかに居そうですが、
価格は¥185円です。
11年間で1mm弱縮んでいました。
あとは「自分で考えよう!」(電話で質問してこないように)
1日目が終わった後は、やっぱりBARに行きたい!
ウォーターパイプの上側のグロメットを外して確認、
このオーナー様は係留ですが、水路内部が非常にきれいです。
サーモスタットも交換し、インペラーも交換し、
EACVやスロットルバルブの清掃も実施しました。
最後にボートを浮かべて桟橋でDr-Hパソコン診断機を使って
水温の変化をモニターしました。
温度がほんの数度ですが高めなので、追加で温度センサーを外して
センサー自身に付着した汚れや取り付け部も清掃しました。
再度モニターすると、まあまあ納得できる水温変化となりまして
気持ちよく終了できました。
今回交換した主な部品です。
11年過ぎて、まあまあ長時間使っているBF225AK3ですが
まだまだ全然絶好調です。
耐久性の高いHonda船外機を100%生かす定期メンテを実施するので
しばらくは載せ替えの必要なないですね!
GWで部品がSTOPするので、私もしばらく休憩です。
連休明け一番は公官庁様の依頼のTohatsu MFS9.8Bの定期点検から
業務を再開する予定です。
連休期間でもお店にいる日がありますので緊急の時は
お電話してみてください。
皆様、良い釣行を!
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