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1週間遅れの夏季休暇とFRP修理を、したっ!

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。

お盆休みは全部、病気療養で外出できなかったので

先日の定休日は少し遅い遠出に出てきました。

まずは兵庫県立美術館で行われていた「安彦良和展」へ

以前見学した富野由悠季展の時はすごい並んだので

早めに行ったら、なんと先頭でした(笑)

まったり見学して、出口を出たら、すごい人数になっていました。

まあ、早く来るのも悪くない。

次は酒蔵を目指して・・・近くの「沢の鶴酒造」さんへ

サラッと見学して、隣接のショップでおいしい日本酒をGET。

少し時間が余ったので乗るのは怖いが見るのは好きな・・・

また神戸空港へ。

少し遅い夏季休暇を味わってきました。

さて先週、酒飲み仲間のマリーナさんが、FRPの船体修理に来てほしいと

連絡をいただきました。

長いお付き合いの中で、私がFRPの専門家でないことはご存じです。

船底の角が前後に80センチほど1センチ幅ぐらいで削れているそうです。

お客さんのボートだというので「マリーナのレスキュー艇なら行きますが

色合わせできないので、板金屋さんか誰かに頼んだら」と言うと

「色合わせはしなくていい、自分で塗る」というので、後日現地に行きました。

実はマリーナさん、いろいろあって、私も久しぶりに会わねばと思っていたので。

2度目の電話で「一応、大きな修理もできる材料はもってきてほしい」と

言われ、少し???ではあったのですが、後から考えたら・・・

早起きして現地に着くと「ムムム、なんじゃこりゃ~」

角が取れているだけと聞いていたのに、数センチの幅でFRPの剥離を起こしていてかなり重症です。

マリーナさんに必死で伝えるのですが

「きっちりやったら今日で終わりません」

「○○地方なら〇〇万円ぐらいの修理費を言われますよ」

いろんな方法で角度で説明しますが、伝わりません(泣)

最初は他所で聞いて高かったので私を呼んだのかと勘繰りましたが

単に、そこまで壊れていると思っていないだけのようです。

「今日中に直すが簡易で再発するかも」と

「今日中に終わらない、続きは私はもう来れないので、マリーナでしてもらう」の

どちらかを選んでと言いますが、これも「僕は選べない」と言われて・・・

聞けば、所有者含む数人で乗っていて、たまたま所有者以外の方が

ハンドルを持っていた時に浅瀬に乗り上げたらしいが、

所有者含め同乗者は修理費を出さず、一人がかわいそうな状況の様で

一部、私の推測も入りますが、

所有者のことを考えたら、完璧に直したいし、1日でも早く直してあげたい。

運転手のことを考えたら、安く直してあげたいって感じ?

そうこう言っているうちに1時間ほど経って、もう時間ももったいないので

少し削って様子を見る感じで作業開始。

ぶつかって内部で剥離した部分を丁寧に取る除くと

あれよ、あれよと想像以上に広がっていきます。

マリーナさんも「こんなに壊れているとは思っていなかった」と

やっと言ってくれました。

初めて剥離を見たのなら、仕方ないよね、でも・・・・・・

この黄色い部分がぶつかった衝撃で内部で樹脂が剥離している部分です。

この上から修理しても、中に空気が入っている水膨れみたいな感じなので

後からまた再発するかもしれないし、ガンを切除するように削り取るしかありません。

マリーナさんが「なんでもいいから僕をこき使って」とか、ありがたいことを言われるので

「私の後ろからコンプレッサーで空気を送って削った粉を向うに飛ばしてほしい」と

お願いし、削っては飛ばし、削っては飛ばし・・・・

ぶっ続けで数時間ほど削っていると「Hさん、お昼食べに行こう」というので

「お昼食べに行ったら、100%今日中に完成しないですよ、いいんですか」と言って

そのまま作業を続けました。

そのうち「13:00~船舶検査があるので、準備するわ」と言って

マリーナさんのお手伝いが無くなり、エア吹きが無しになって、

粉塵まみれになりだして、それでもひたすら削り続けます。

検査官さんが13:00に来て、その時まだ私は削っていたので

削り終わったのが14:00だったでしょうか・・・

そこから、内側と外側からガラスマットを張ったり、

パテを入れ始めたのですが、その時、マリーナさんとオーナーさんと電話で

話しているよう会話が聞こえてきて、

「次の日曜?乗れると思うよ、ちょうどいま修理屋さんが頑張って

やってくれているし」と話しているのが聞こえてきて

私は、一気に気力がなくなりかけそうになって悲しくなって・・・

電話が終わり、マリーナさんが近づいてきて

「Hさん、日曜乗れるよね?今日中に直るよね?」と聞かれましたが

「絶対無理!!」と言いかけて、ぐっと言葉を飲み込んで

精一杯の元気を出して「やれるだけ頑張ります」と言いながら

FRPが乾く間にやっと水分補給し、乾いた後は孤独にまたひたすら削って

今度は形を均していきます。

そのうち、マリーナさんがどこかにクルマで出かけて言ったので

「どこに行ったのかなぁ」「飯食いに行ったのかなぁ」「腹減ったなぁ」

とか考えながら、最後の力を振り絞って削っていると

少しして、大きな声で「STOP」と聞こえて振り向くと

マリーナさんがマクドの袋から取り出した

「マックシェイク」を「休憩しよう」と渡してくれて

涙が出そうになりました。

で、暗くなるまで頑張って、「Hさん、投光器付けて続き頑張るの?」と言われ

私ももう、暑さとなるようになれみたいな感じで

(マスクやゴーグル、粉塵除けのウインドブレーカー&真夏ですから)

疲れで頭がボーっとしていたので、もうやぶれかぶれだったのですが

マリーナの隣の民家への騒音のことを考えるともう無理だと言われて

やっと、本当に暗くなって終了になりました。

マリーナさんには、後のことはお願いしますと、やり方はずっと見ておられたので

FRPの材料やサンダーなどの道具をお貸しして帰路につきました。

4:00に家を出て、家に帰ったのが21:00だったでしょうか?

帰る途中も食事したら眠くなるので、休憩もせず運転。

あれから4日経ちましたがマリーナさんに電話したら、

もうすぐ完成しそうとのことです。

マリーナさん曰く、当日の朝、私があきらめて帰ってくれていたら

こんなにしんどい思いをせずに済んだのにとのことでした。

えっ、今言う?

まあ、いつもこんな調子で、喧嘩するほど仲がいいではありませんが

私の友人で唯一、好きなこと、思ったことをズバズバ言い合える

親戚のお兄さんみたいないい人なんです。

また、いつもの居酒屋で酒を酌み交わしましょう。

次はゆっくり行きますよ・・・

 

 

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