HONDA BF135A4の シーズン前点検をしました・・っ!
皆様ご機嫌はいかがですか。
本日は土砂降りの雨です。
外にいけないので、電話商談や入っている定期点検に使う
部品の発注などの手配をしています。
特にシーズン前点検のご依頼が多いですね。
春ですわ!!
さて昨日は遠方でBF135A4の定期点検作業を
行っていました。
あっと、難儀していますME2.0Eですが・・
「こう、これは単なる故障ではない」
ということで全部バラバラにしてみると
フライホイールのキーが飛んでいました・・・・・
ピストンとシリンダーは軽く焼いているし、
バラバラにした形跡があるし・・・
(気のせいか「悪」を感じるような・・・)
これは・・・ちゃんと動いていない物を・・・
見積出すのにひたすら精査分解しているのですが、
どんどん悪いところ出てきます・・・
全部修理したら、一体いくら掛かるのか?
精査に掛かっている時間の通算で、9.9馬力の
インペラー交換を20台ぐらい出来るはずですわ。
でも、依頼は依頼ですので・・・
(修理見積もれっきとした仕事ですから)
話を戻して、BF135A4ですが・・・
BF135A4のアノードをはずすには、これが一番です。
しかし、ビットのサイズを間違えないように・・・
細いので回してネジを舐めると、大変だよ!
オイルフィルターも当然交換・・・
最低でも1年に一回は交換してください。
アノードのキャップのOリングも新品に交換します。
ケチって再使用して、海水が漏れてエンジンが吸い込み・・・
考えただけで吐きそうになりますね。
スパークプラグも2~3年おきに交換しましょう。
エンジンオイルを下から抜いたら、ドレンボルトのワッシャも
必ず交換してください。
スロットルケーブルの点検調整です。
ストッパーとの隙間を1mm以内にします。
講習会にまじめに出ている人がセットした船外機は
きっちり1mm以内になっているので、全開になります。
たまに誰がセットしたのか、10mmぐらい隙間のあるのが
あります。
講習会に出ていないのか?
講習会が無かったのか?
全開で無くても、オーナー納得なのでしょうか?
私はかわいそうに思いますが・・・
ギヤオイルもそんなに汚れておらずで・・・
グリスアップは、グリスニップルの部分にガンで注油したあと、
操舵機は軽く分解して指で塗布します。
部分によって「グリスA]と「2-4-C」を使い分けしました。
今回サーモスタットは点検だけです。
ついでに塩などは除去しました。
インペラーも交換して・・・
その他、各部チェックをします。
最後に試運転してDr-Hパソコン診断機を
つないでスキャンします。
各センサーに異常はみられませんでした。
ファンクションテストもして、ブザーや各装置の作動テストを
して、終了です。
BF135A4君、目覚めました。
今年も大漁、頑張ってね~!
この記事へのコメントはありません。