未分類

BF15Aのあきらめきれない耐久性と     14773-ZV4-000リテーナーがなくなったので心配っす!

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

今日から師走ですね。

冬なのになぜかバタバタしている私です。

9月~10月より忙しい?

皆様、ありがとうございます。

先日のK君との釣行は・・・

a-1

写っている画以上に風があり、沖には出れず、

岸近くの浅場のでの釣りとなりました。

a-3

初めはあたりすらなく、餌取りもおらす

苦戦が予想されたのですが・・・・

a-4

助けてくれたのはHUMMINBIRD君。

サイドイメージで海底にゴツゴツがあるところを探し当て、

小物が多かったのですが、ぱらぱら釣れだし、

ボウズコンビは小物でも釣りは楽しい!

翌日の朝食は鯛(チャリコ)茶漬けをおいしく頂きました。

もう完全に海でも魚群探知機は写真画質の時代ですね。

HUMMINBIRD、LOWRANCE、HONDEXその他色々ありますが

あなたは「どれ」にします?

先日、BF15AYが入院しました。

工事でお使いなのですが調子がイマイチとのことです。

アイドルポートから下が排気で真っ黒に汚れています。

かなりオイルを食っているか、バルブがイマイチか、

その両方のようです。

b-1

試運転すると水が出ていません。

排気も白煙ぎみで、目にしみます。

燃え残った生ガス(混合気)が出てきているようです。

ガチャガチャ異音が多いです。

バルブが落ちかけているのかも知れません。

全体的にかなりヘタっているのですが、

耐久性のあるHONDA船外機はいつも、

エンジンはまだ一発でかかるので、

いつも皆さんなかなか、あきらめきれないことが多いです。

b-2

インペラーは羽根は先端だけ溶けています。

水なしで運転したのでしょうか?

b-3

ポンプケースは熱で溶けて完全OUT。

羽根の先端が発生させた熱が原因です。

水が無いと、短時間でこのようになります。

プロペラシャフトには、ナイロン?フロロ?の釣り糸が

巻いていて・・・

b-5

スラストワッシャーの裏側には、溶けた釣り糸が

かさぶたのようにくっ付いていて、

オイルシールは完全破壊されていました。

b-7

ああ、ギヤオイルは白濁しています(泣)

b-6

えらいことになっています。

エンジンオイルも真っ黒です。

業務使用の場合は、多いパターンですが・・・

b-8

プレジャーの方は、出来たらまだ少し茶色の間に

交換しましょう。

それだけでも、寿命が全然違います。

b-9

ああっ~、プラグも真っ黒です。

かなり修理費がかかりそうです。

現在、現行タイプのBF8Dの中古が店頭にあるのでお勧めしましたが、

色々検討されて、修理の方向となりました。

開始します。

「パカッ」

b-10

ヘッド内側真っ黒です。

バルブもメンテしないといけません。

b-11

バルブが落ちるのを防ぐためリテーナー(コッター)を

交換するついでに、バルブスリスリもしました。

b-13

これが、バルブリテーナー¥270-です。

旧型のBF9.9A,BF15Aはすごく古くなると、これがずっぽ抜けて

バルブが落ちます。

エンジンオイルの交換頻度が低いと、タイミングは早いと思います。

BF2Dなどの小型は、このリテーナータイプです。

現行BF9.9D/15Dは2つ割のコッターになっています。

今年は今回で3台目の修理で、全部平成11年製造でした。

昨年も同じぐらい修理したかな?

今回の修理用の部品を注文したら、メーカーの在庫が

無くなってしまいました。

本田技研さん、もう14773-ZV4-000 リテーナー在庫しないかな?

18年も経っていますし・・・

まだまだ同じ修理は入ってきそうなので心配です。

これらのエンジンのCDIユニットはまだ在庫がいっぱいあったので、

出来たらリテーナーも、少し値上げしてもいいので

在庫してほしいです。

お願いします。

b-14

真っ黒だったピストントップもきれいになりました。

でも本当は、ピストンリングの交換や、

メタルの交換、シリンダーボーリングなども

したかったのが本音です。

b-15

ヘッドを組みつけていきます。

BF9.9A/15Aは登場が1987年、

ホンダ船外機は耐久性向上のため、30年前から

「ヘリカル(スパイラル)ギア(ねじれたギア歯)」を

使っています。

b-16

奥にあるフロントべべルのベアリングが、

テーパーではなく普通のボールベアリングなのが

時代を感じさせますね。

ちなみにBF2Dのような小型でも、

登場からヘリカルギアを採用していますよ。

緩んだら恐いので、バーチカルシャフトの

ピニオンギア下スペシャルナットは

毎回交換です。

b-17

なにせ「スペシャルナット」ですから。

グチャグチャになっていたプロペラシャフトのオイルシールは

新品に打ちかえられ、気持ちがいいです。

ここはWリップのタイプです。

b-18

どろどろに溶けていたウォーターポンプケースは

当然新品に交換しました。

b-19

写真を見比べたら、意外に大きな被害の大きさを

わかってもらえるでしょうか?

b-20

組立て完了、試運転開始です。

水も出るようになり、始動も一発ですが、

メタルまでできなかったので振動もありますし

バルブOHしましたが、まだ少し煙残っています。

私がしたかったこと全部したらご予算も時間も

足りなかったので、妥協案修理といったところでしょうか。

b-21

同じような症状だった2台が並びました。

でも、ひょっとしたら同様のバルブリテーナー交換修理は

今回がラストになるかも知れません。

あと奥のBF15Aは、その後、CDIの交換も追加でご提案し、

「交換してください」ですごく絶好調になりました。、

良かったです。

さあ今年もあと30日。

やり残しが無いように、ラストスパートや~

関連記事一覧

  1. この記事へのコメントはありません。