オイル切れ地獄と「違い」
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
桜、満開でございます。
昨日の休日に用事を済ませたあと、
長年連れ添った愛車の自家用車の走り収めに
行ってきました。
ああ、もう少しでお別れです。
が、まだまだ走り足りません。
さて、悲惨なBF2D君を分解しました。
圧縮が非常に低いので、想像はしていましたが、
見た目は地獄でした。
この業務使用のエンジン、エンジンオイルがほとんど
入っていませんでした。
オイル交換も補給もしなかった為にどんどん減って
潤滑どころではなくなって、
最後はほんの少し残ったエンジンオイルは壁面に
タール状にへばりつき、ピストンとシリンダーは
ガリガリと焼きついています。
「やばい~助けて~オイル補給して~」と叫ぶエンジン、
でもそのまま使い続けた結果・・・・・・
頑丈なHondaのシリンダーとピストンでも
エンジンオイルが無いと、褐色の地獄と化します。
ご注意を!
これ、とある兄弟馬力のキャブレターです。
トンネルの直径が「違い」ます。
当店に来て
「ジェットの番手が違うんだよね~」と
言っていた方がおられましたが、たしかに番手も違いますが、
他と違ってベンチュリー径が根本的に「違い」ます。
カムシャフトの山の高さも「違い」ます。
右の方が高いのがわかりますか?
お話をもらった馬力でトランサム高さの設定が無かったので
低い馬力のほうを仕入れて部品を交換し、
馬力UPエンジンを作っています。
小さなジェットの穴だけで25%も馬力アップするはずない?
きっちり造り分けされていますよ。
キャブレターモデルなので、できる業かもね?
皆さん、GW10連休に向けてご準備をされています。
今週末にはBF225Aの整備を、
来週にはBF150A4の整備のご依頼もあり、
「連休には完璧な状態で乗りたい」とのことで
私もあっちこっち走り回ります。
明日も、遠方へ納品&載せ換えで出張です。
お仕事を頂いた皆様、有難うございます。
ご期待に添えるようにがんばりま~す。
PS 持込修理をご検討中の方、今ならまだ間に合います。
但し重症は、なんともいえません・・・
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