見つかる、見つかる、助かる
皆様、ご機嫌は如何でしょうか?
久しぶりに・・・使い方を忘れていました。
初め、ゲージが壊れたのかと勘違いしました。
これだからバカはいけない・・・
あっと、同じスロープで弊社を紹介されたという方がご来店。
Mさんのお名前など言われていました。
ご紹介有難うございます。
ほぼ毎週のように、年間50回?ほど出港しているそうです。
ではこのBF2DK2は2015年製1月ですので、
毎回6時間沖に出ると言われていましたが、
予備の燃料が2リッターということは運転時間3時間?
50回×5年×3時間走行=1000時間!!
毎回ほぼ全開の2馬力が1000時間。
Hondaらしいというか・・・耐えすぎです。
症状は、エンジンが掛かりにくいということと、
雨の日に特に再始動できないとか?
下側の手を差込むところから見ると、バルブカバーが
錆びております。
(黒色が錆びる、つや消し銀なら錆びない)
指摘すると、バルブカバーも交換を依頼されました。
さあ、見積もりの為に分解に入ります・・・
キャブレターは分解修理決定です。
頭をはずすと・・バルブカバーの下部が錆びております。
でも、ご安心下さい。
2018モデルより、錆びないステンレスに変更になっております。
当然、その新型ステンレスカバーに交換します。
しかし、問題はカバーではなく・・・見つかってしまいました。
エンジンクラッチが錆で真っ茶色です。
「水を入れちゃったんですね」
クラッチベアリングが錆び錆びで、錆びた粉を
巻き散らかせています。
海水が入ったのでしょうか?
プレスで抜くときも、2馬力とは思えないkgを掛けて
「ギギギギ~」とか鳴らしながら、何とか分解。
クラッチシューを留めている2本のボルトが
削れて片減りしていました。
ベアリングがやられたときの、典型的な症状です。
ベアリングはくるくる回っていますが、
グリス封入タイプなので、本来はクルクル回りません。
綺麗に洗って回したら「ガリガリ」なること必至。
雨の日に・・・なのでIGNを点検。
ここは問題ない。
ここは問題・・おかしいところが見つかる。
しかも、不安定。
他のエンジンについていた中古を調べてみると、
こっちの方が、マニュアルの数値に近い。
IGNも交換しましょうか。
ご依頼のギヤオイ・・・あああああああああああああっ
なんか、調べる場所場所で異常が見つかると
自分がどんどん壊しているように勘違いしそうです。
さらにテストに入ります。
なんと!漏れがありません。
助かった~。
ドレンボルトのところから入ったのでしょうか?
パッキン(ナイロンワッシャ)の再使用が原因?
ここまで壊れていたら、修理代いくらになったことやら。
さて、OKが出たので部品待ちです。
毎週出港されているので、がんばって早く直しますね~。
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