被害状況過去No1
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
昨日、修理預かりを、一部をのぞき一気に片付けて、
本日は月末の事務処理や在庫棚卸しをしております。
その、のぞく一部の1台、Yahama 50Hですが、
お持込の時点で結構壊れているのが確認できたので
概算で見積させていただいたのですが、
それでも「修理してください」となったので、
後戻りできない、本格見積をかねて
毎日、少しずつ分解修理に掛かっているのですが・・・・
3連キャブレターのなんと3つとも、
塩まみれで、全滅、修理不可能です。
粉砂糖をまぶした様になっております。
手を付ける前にあきらめるのは流儀に反しますが
今回は、一目瞭然と・・・(泣)
過去に、水没後、長期放置機で近いものをみたことがあります。
でも、それを超えて、私の過去の修理歴でも被害状況No1です。
キャブがこの状態なので、リードバルブも
お見せするまでもないでしょう。
あと、これはオイルポンプを動かすシャフトですが
錆びてガタガタです。
(これでも使えないかと思って必死で磨いたあとです。)
人間で言えば「心臓の弁を動かす筋肉」みたいなやつなので
恐くて、このままでは使えません。
インペラーも交換ですね。
ギヤオイルを少量抜いてみましたが、きれいだったので
こちらは触らないことにしましょう。
分解すればするほど、悪い部分が続々発見されます。
あまり塩害がひどいので、こんどはセルモーターや
ハーネス、パルサーコイルなども診ておかないと
恐くなってきて、電気系もコツコツ診始めております。
組み上げてからセルモーターが壊れているのが
発覚したりすると「えー聞いてない」となって
お互いに辛いですから。
但し、2ストロークはピークボルト測定などは
最低、エンジンが掛かっていないと出来ないので
シリンダーもクランクもキャブもOUTの現状では・・・
お約束の期間内にできるのでしょうか。
あと1台、常連の業者様から依頼を頂いていた
30馬力の船外機は、
ヘッドをめくって現状を説明したら
「あきらめます」とのことで
終了しました。
来週はエンジン換装の下見など出張が入っていますので
留守にする日が有ると思います。
ご不便をおかけいたしますが、
宜しくお願い申し上げま~す。
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