船外機は使用後に清水洗浄しないと、塩でつまります。
皆様ご機嫌はいかがですか?
好評のBF2D用プロペラですが、緊急入荷しました。
緊急で用意したので、運賃がすごく掛かって・・・・・・(泣)
しばらく、大丈夫です。
さて、オーバーヒートするとのことで入院中の
BF15AYの修理の続きです。
お客様に、「ヘッドばらして中の確認しますか?」
「是非してください」
(賢明なご判断に感謝します。ほっ・・・!)
で、こってりバラバラの続きです。
まずはインテークマニホールドを・・・
とろとろに溶けたアノードと、その周りに塩がいっぱい詰まって、
冷却水通路を狭くしています。
これでは、オーバーヒートしても当然です。
さあ、本命のシリンダーヘッドをはずしていきます。
外れました。
「ああっ~・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
自然に、力のない、言葉にならない言葉が漏れます」
冷却水の流れる通路の半分以上が、塩です。
まったく真水で洗わなかったようですね・・・
クールダウンもしなかったのでしょう。
残念無念でございます。
船外機を使用後は、陸置、係留にかかわらず真水で内部を
洗浄してください。
どうしても無理な場合は、帰港後、しばらくエンジンを掛けたままにして、
エンジンをクールダウンしてください。(10分ぐらい)
クールダウンは真水洗浄にはかないませんが、
やる価値は十分にあります。
心の中で泣きながら、じっくりセメントのように硬化した
塩を砕き、掻き出します。
ああ、すごく時間が掛かります。
なぜ塩はこんなに硬くなるのでしょうか?
シリンダーヘッドやインテークマニホールドの細かな通路は
針金を使って、内部まで耳かき掃除します。
高圧エアで「ブシュ~」とすると、塩が中から
アースジェットのように「ブワアァアシュゥ~」と飛び出します。
このような細かい穴も重要です。
排気管を冷やすため、ほんの少し冷却水を下方向に
噴射して、高温の排気とミキシングし、
冷やす穴(だと思います)です。
詰まっていると、熱い排気がそのまま出て・・・・
下にはウォーターポンプとかありますので、
あまり、よろしくないでしょう。
さて、大体見えてきましたので、部品を注文します。
現在は、これと平行して作業です。
LRTNですから、何につけているのか、想像付くかな?
お客様の許可が出たら、作業風景アップします。
出なかったら、今後お蔵入りです。
あまり、期待しないでくださ~い。
お疲れ様です‼️今度中古船を購入しました。ホンダBF75Dの船外機が付いてます。水洗い用に専用ジョイントと70L/1分の水中ポンプを購入し、トライしたのですが、検水こうからも何処からも水が出ません。水中ポンプの力不足でしょうか?走行時は検水こうから勢い良く水がでます。何か間違っているのでしょうか?ホンダは初めで悩んでます。もし、宜しければ知恵をお貸しください‼️
コメント有難うございます。以前同型の船外機で全く水洗いせず5~6年
使い続けて、水道水のホースをつないでも全く洗えず、エンジンを分解
整備したら、水道水で洗う通り道が塩で塞がれていて、1日かけて
耳かき戦法で掃除したことがありました。ひょっとしたら詰まっているのかもしれません。
専門店で診てもらった方が良いと思います。