番外編 仕事をさぼって台湾へ~
んんんん・・・・ここはどこや、
「ええっ」なんで横のベッドに若い女が寝てるんやぁ!
そうか・・・俺、台湾に来てるんや・・・・・・・・!!
久しぶりに娘(旅の通訳の先生)の寝顔を見て、
朝から飛行機の離陸と同じぐらいびっくりして損をしましたわ。
(普段は別々に暮らしていますので・・・)
でも、すっごく幸せな朝の始まりです。
高雄(カオシュン)の町は、梅雨の6月とは思えない快晴で
遠くに有名な「高雄85ビル」もくっきりと見えていました。
ホテルを出るとき、日本語も英語も通じないので
「ハイっ」とルームキーを渡したのですが・・・・
それが思わぬ落とし穴となってのちのち・・・
さて、高雄駅前には、吉野家もマクドもバーガーキングもケンタもありました。
地元の美味しいものをという気もあったのですが
昨晩言葉の通じない洗礼を受けたのと
先生の提案で
「マクドの味、日本のと、どう違うか気になるわぁ~」と言われて
すぐに同意。
先生が「わぁ~タッチパネルや~」というので見ると
店の真ん中に2本、ステンレスのポールが天井から床まで立っていて
胸の高さのところにタッチパネルが付いています。
私は日本で毎週食べている「ソーセージエッグマフィン」の
セットを頼み、先生はエッグマックマフィンのセットを。
しかし、最後に先生が
「あなたのカードは何番ですかって・・・、これかな?」
日本で注文後に渡される、番号の書いたテーブルに置く
プレートをセルフで取って、そのNoを入力し、近くに座って待つと、
持ってきてくれました。
個人的な感想ですが、
・ソーセージは台湾の方が美味しい。
・コーヒーの量が多い。
・先生のスプライトもデカくて苦戦していました。
食べ終わってすぐ、MRT(地下鉄みたいな)に乗って、
「龍の口から虎の口に・・・」を目指して・・・
電車が来ました、乗り込みます。
先生がさっきから「あれぇ?あれ?」と繰り返しています。
なんか、電車が地下を出て地上を走りだしました。
「ん~地下鉄???」
そう、間違えて、台鐵(JRみたいなやつ)に乗っていたのです。
しかも快速みたいなやつで、買った駅を通りすぎて
しまいました。
「乗り越しって、なんと言うんやろ・・・」
また言葉の壁が・・・心が重い・・・
仕方ないです、もうやるしかない。
先生の切符をもぎ取って、2枚を持って有人改札へ行って
「ミステイク!ミステイク!」と説明します。
すると、若い男性の駅員さんが微笑みながら
「〇×△◇◇〇×」と言いながら改札を通してくれました。
「あれっ・・・」
後から付いて来た先生が笑いながら
「英語でしゃべってはったよ」
「その駅とこの駅は同じ金額なんやってぇ~」
英語なら、先生に頼めばよかった・・・
でもその時から私は、だんだん気がついて来つつありました。
「この国の人は、思った以上に優しい・・・」
で、龍の口の最寄りの駅に付いて、地上に出て
「うわ~最悪~」
黄色のタクシーが何台も横づけされていて
「うわーこれ、強烈な客引きに遭うやつや~」と
他の海外での経験から、目線を合わせないように
知らんふりして前を通り過ぎますが
拍子抜けするぐらい、何も言われません!
そして、その後も同様のシーンに何度も遭いますが、
強烈な客引きは、滞在中ゼロ。
何度か軽く「TAXI?」と小声で言われたぐらいです。
ムっちゃくちゃ暑い中歩いて、到着したら
「龍虎塔」は工事中でした・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ワザワザ「龍から入って虎から出る」と案内されていますが
「ガオッ」入れませんでした。
まあ、ええか。
近くにはこんな「お寺?」も・・・
あまりの暑さに、水分補給をと、マンゴーのお茶を
買いました。
台湾のこういった飲み物は量が多目で安いです。
かわいい女性が氷を入れて、お茶を入れてシェイクして
最後に専用の機械で真空パウチのように
フタを「溶着?」してくれます。
甘すぎず、薄すぎず、さわやかな味、美味し!
私の感想では、お茶はあまり感じない感じ?
その塔の有った池では、ケーブルのウエイクボード施設も
ありました。
ウエイクボードでコケて泳いでいる人を見て、先生が
「そういうシステムか・・・」と独り言を言われていましたが・・・
どういうシステム?
また台鐵➡MRTを乗り継いで・・・
「美麗島」という、きれいな駅へ
観光客も多かったですが、駅でフリーマーケットもやっていたり
もう、人、人、人。
これは、調べてくれた先生曰く、台湾の猫のユーチューバー?
を、キャラ化したもののようで、今はMRTとコラボ中とか?
キジ、トラ、三毛とかいっぱい居ました。
次は海沿いの「なんちゃら芸術特区」を目指して
MRT➡「ライトレール(LRT)」に乗り継ぎます。
だんだん、高雄85ビルが近くなってきました。
そろそろお腹がすいてきました。
小説の主人公のようにと、地元フードをキョロキョロ探す私に
炎天下に文句の一言も言わず
「水分取ったほうがいいよ」
「日陰を歩こうか」と付き添う先生。
地元の人と先生の優しさに包まれて、幸せな私。
「来て良かった・・・」
でも、いつもの癖で台湾の海保?の船を撮影する私。
日本に帰って気が付いたら、芸術的なオブジェを1つも
写していなかったアホな私。
そのうち、私も先生も暑さの限界に負け、妥協して
近くにあったモールのフードコートに入りました。
「涼し―」
オーダーをして、席に座っていると、先生が
「治安いいんやねぇ~」と指さすので見ると、
地元の方3名が財布を置いて席をKEEPしてました。
「おお、これは」と、こそっとシャッターと構えたら
ヤバいやつと思われたのか、サッと仕舞われました。
「すいません、アホなのは私一人だけです。
ほかの日本人も先生も大丈夫です」
この場を借りて、お詫びいたします。
「そういえば、ほかの日本人に全然会わへんなぁ」
そう、帰りの飛行機まで、私達2人以外に日本語をしゃべっていたのが
聞こえたのテレビだけ。
でも不安にならないこの国。
そろそろ本日はここまで。
つづくかな?
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