新型BF150Dのパソコン診断とSeaPro9.8の整備
皆さま、ご機嫌はいかがでしょうか?
昨日はHonda新型BF150Dの定期点検で
福井県に行ってました。
私が直販した一番遠いところでお使いのお客様です。
15年ぐらいのお付き合いになるでしょうか・・・
なので契約を頂いておりましたBF2DHのお客様が
前日に「引取に行きたい」とお電話いただいたのですが、
「すいません、その日は福井に・・・」ということで
別の日でお許しいただいたのでした。
申し訳ございません。
しかし、今年は2馬力の問い合わせ多いですね。
話を戻してその新型BF150Dは積もった雪が残っていた
去年の2月にセットさせていただきました。
その後2022年6月に初回点検を行い、
このオーナー様恒例の3月の定期点検です。
前のBF150D4の頃から欠かさず毎年です。
各部点検していきます。
最近の船外機はパソコン診断ができるので
助かるんです。
さらに、診断結果が「サービスレポート」として記録できて
帰って後日分析できるのも、助かるんです。
BF150Dは、エンジンの壁の温度一か所と
ヘッド/エキマニ/ブロックの3か所の水温の
合計4か所も!!を監視していて
低燃費運転などに役立てたり、異常時の早期発見
(右側に水温センサーが1か所しかない船外機だと
左側で起こった部分ヒートを発見できないような)など
オーナー様の航行の安全率を高めております。
また、オーバーヒートした時の回数も記録していて
どこで何回高温になったとか記録しているので
後々の修理に役に立つ場合もあります。
PTT(パワートリム&チルト)の作動状況も記録していて
例えばモーターが壊れた時でも、回数がうんと多かった場合は
「この回数なら、OHするのが当たり前の時間だね」とか
参考になったりします。
お客様の使用の傾向も・・・
どこの回転を多用しているかが一目瞭然なので
お客様が「いたわり運転派」とか「全開直線番長派」とかも
推測できたりしますね(笑)
1年間無事故無故障で宜しくお願いします。
さて、Mercury SeaPro9.8(2ストローク)さんが
点検整備にやってきました。
点検に持ってきて良かったですね。
冷却水をくみ上げるインペラーの羽根が大変傷んでいて、
千切れる寸前でした。
使う頻度に対してインペラーの交換頻度が
追いついていないようです。
検水口から出る水が、出たり止まったりしてゴミが内部に
ある様子なので、取ってほしいと言われ
「ベッド降ろすので、費用がかさみますよ」と言いますが
やってほしいとのことで、ネジが折れないならやりましょうと・・・
ネジはまあまあ素直に取れました。
(ギヤケースの取付ボルトの方が塩噛みで外すの苦労しました)
が、しかし「あっちゃー」
排気管に強烈な電気腐食が発生して穴が開いています。
お客様、運が良いのか、悪いのか。
私は運が良いと思います。
「検水口~」と言わなかったら、見つからなかったはず。
でも、不幸はさらに続きます。
メーカーさんに在庫が無い(泣)
仕方ないので他の方法を使いました、ごめんなさい。
今日ももう少ししたら、続きを再開しま~す。
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