悩ましい色々とBF90Aのギヤケースの修理完了いたしました。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
前回のこのブログでご紹介していたBF2DK2ですが、
無事ご契約いただきました。
ありがとうございます。
新品に近い程度ですので、すごくお買い得です。
現在、3台の船外機を平行して修理を進めているのですが・・・
この50馬力は、火が全く飛びません。
マニュアルのトラブルシュートの内容は、全部実施しました。
クランクケースを分解した形跡があります。
ホンダ船外機の工場の液体パッキンはグレーですが、
黒いパッキンで組みなおしてあります。
お客様○○○オークションでご購入されたとのことですが・・・
来た時から配線が+-逆だったりしたのですが、
落札前にはエンジンは掛かると書いてあったらしいのですが・・・
本当に、掛かっていたんでしょうか?
IGNコイルがパンクしています・・・・・。
まだまだ時間は掛かります。
お次は30馬力・・・たぶん修理不可能といいながら
預かったのですが・・・
なんと、オイルポンプに「泥?」が詰まっています。
(下の左の穴は、試しに私が掃除していますのできれいです)
たぶん、何年もエンジンオイルを交換しなかったのでしょう!
これでは船外機のみならずクルマでも壊れるでしょう。
というか、自爆ですわ!
バルブとかピストンとかヘッドがぐちゃぐちゃで
「じ・えんど!!!」で御座います。
天国に行ってしまった30馬力君。チ~ン♪
成仏してね。
摩可般若波羅蜜多心経~
皆さんは必ず、100時間(2馬力は50時間)ごとに
オイルを交換しましょう。
で、BF90Aのギヤケースです。
こちら、角のなめた古いほうのドッククラッチ。
かわってこちらが、新品のドッグクラッチです。
なが~いスパンの消耗品でもありますが、
ギヤオイルの交換頻度が少ないと、早く問題が起こることも
あります。
5Fと書いてあるほうが前進側です。
シールも交換します。
こちらのも交換。
完成したら、圧力テストをします。
規定圧をかけて、規定時間圧力を保持できるかとか、
シャフトを回して漏れないかなど、精密に検査します。
極まれに、プラモデルを組むぐらいの感覚でお話を
されるお客様がいらっしゃいますが、悲しくなります。
(お車や機械関係のお客様方はよくご存知の方が多いので、
逆に安心してお話が出来たり、勉強になったりします)
完成いたしました。
後は計算して、お客様にご連絡するだけです。
九州まで送ることになると思います。
ああ、これだけです。
いつも通り作業が進んだのは・・・
悩ましい日はもう少し続きそうです・・・
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