セット作業とTOHATUS MFS30Bの修理/整備
皆様ご機嫌はいかがでしょうか。
梅雨に入ったそうですね。
ここ最近は毎週のように遠方での出張作業で
新品船外機のセットがあって、
体の疲れがなかなか取れなくなってきています。
先週のBF150AK2君。
今週はBF135AK2でした。
皆さん、長く使いたいとのことで耐久性を重視して
HONDA船外機を選んで下さったとのこと。
ありがとうございます!!
水圧計をセットするのに、BF225AとかBF250Aは
メクラ蓋をはずすだけで良いのですが、
BF135AやBF150Aは自分でネジ穴を切る必要があります。
研究所の皆様、今後、ご一考くださいませ。
(切なる願い・・・・・)
さて、持ち込み修理の方はというと、
YAMAHA連続、HONDA連続のあとは
TOHATSU船外機の整備/修理が続いています。
MFS30B君は検水口からの水の出が悪いと
点検にやってきました。
EFIエンジンですね。
試運転すると、水はでているのですが、確かに少し弱いです。
点検の為にギヤケースをはずしますが・・・
「あれ~っ」
ボルトにギヤケース側のねじ山が付いてきました(泣)
誰か、前に作業した誰かがすごく強く締め過ぎて
ねじ山をつぶしていたようですね。
考えたら恐いことです。
ボルトが形だけ付いているだけできっちり留まっていない
ということです。
予定外のねじ山修正作業になりました。
前にシフトシャフトとバーチカルシャフトがあるので
「クルクル~」出来ません。
半回転ごとにハンドルを付け直します。
ウォーターポンプにはグリスが塗ってあったので、
今までに最低1度はインペラー交換でギヤケースを
はずしたことはあると思います。
ねじ山修正完了しました。
場所的にはあまりしたくないところですが、
仕方ないですね。
インペラーはそんなに痛んでいなかったですが、
念のため交換。
他の箇所もチェックして、水の勢いが戻りました。
お客様、これで安心ですね。
他にも依頼のあったグリスアップも・・・
グリスを注入すると、内部から水がツツっと
垂れてきました。
皆さん、ここは定期的にグリスアップしてくださいね。
内部で海水塩が乾いてセメントみたいに固まったら
船外機が首を振らなくなりますよ。
さあ、まだTOHATSU MFS6Bのキャブの修理もありますし、
HONDA BF20Dのギヤケースの修理もしないといけません。
さらに新品の船外機のセットの予定もまだまだあります。
ほかにはBF6AHなんかも、ここ最近よく売れています。
なんで今年はこんなにHONDA船外機が売れているのでしょうか?
他のお店でも良く売れているようですよ。
耐久性を重視する人が急に増えたの?
燃費重視?
後進のパワーを望む人が多い?
本田技研の営業さんは毎日ニコニコ笑って
おいしいお酒を飲んでいることでしょう。
私はセット、セットで疲れた体を引きずりながら、
まだらに日焼けした顔で梅雨空を見上げ
「どうか〇〇日の出張作業は雨が降りませんように」と
悲しく願う、今日この頃なのです・・・
この記事へのコメントはありません。