オイル漏れの点検
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか。
修理のご依頼で症状の確認が難しいもののひとつに
オイル漏れがあります。
エンジンに穴が開いていてドボドボ漏れていれば良いですが、
ほとんどは原因不明で持ち込まれます。
新品なら別ですが、それなりの年数を経過していると
なおさらです。
前の会社のとき、年数の経った
外国製ディーセルエンジンで
お客様より「にじむ」とクレーム有ったとき、
本国に聞いてもらったら、
「中に入っているのだから出てきてあたりまえ」
との回答で、「なるほど」と割り切り方に感心しました。
また、今の会社になって、国内メーカーの技術さんと
話をしていると、
「うちは『にじむ』だけでも許してもらえない」と
言っていました。
いろいろです。
さて、今回はベトベトのエンジンを根気よく脱脂し、
回転高めで試運転を実施します。
分解しないと脱脂できない部分は分解して行い、
再度組み立てておこないました。
自分が納得しないとお客さんを納得させられません。
運転後、クランクシャフトのオイルシールに
『にじみ』が、ごくごく微量見られました。
交換するなら、ここは基本全バラです。
エンジンを掛けるとき、毎回白煙が出ます。
スパークプラグが2ストロークのように
ベチョベチョです。
10年選手ですので、オイルを食っているのかも
知れません。
このエンジン、掛かりは良いです。
さて、また前の会社のときの話にもどりますが、
USAよりボートを輸入していました。
むこうで商談をしていると、笑いながら
「日本人とフランス人は細かい」と言われたことがありました。
ボートが届いたとき、オプションの付けわすれ、
部品の不足があったら、フランス人は何度も何度も
電話をしてくるそうです。
私も、嵐のようにメールしてましたけど。
今回は、このまま様子を見ていただくことになりました。
まだまだ使えそうですからね・・・・・・・・。
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