ほかにも悪いところも無いか診てくださいは無限地獄か?
皆様、ご機嫌はいかがですか?
強烈に蒸し暑いですね。
月初になり、6月の伝票整理にいそしむワタクシですが・・・
「1ヶ月でこんなにトーハツさんから部品を買っていたのか?」と
自分でもびっくりしました。
レスパーツを除く整備、修理部品では
ホンダ/ヤマハ/マーキュリー部品よりも
6月はたくさんを注文したようです。
パイロット店のホームページに載せていただいてから
多くのお客様に来店していただくようになりました。
ありがとうございます。
さて、何台か修理が上がり、お客様に電話をして
少し、気が楽になりつつあります。
その終了したMercury SeaPro15ですが、
ラインをたくさん巻いていました。(PE)
修理でお預かりするとき、多くのオーナー様が
「ここが悪いんですわ」という症状とともに
「ほかも悪いところがないか診といてほしい」
と言われます。
この「ほかの・・」は、実は、ちょっとサービスマン泣かせの
言葉になる場合があります。
船外機に「どこかほかに痛いとことは無いの?」と聞いても
「おっさんココ診ろ」とは答えてくれません。
透視能力がないので、バビル2世(古っ)のように
中身が透けて見えません。
で、各種計測機器で測ったりしますが、最後は分解して
「目で確認し、測って確認」となります。
上記のプロペラもはずしたら、巻いていました。
他にも精査すると、
一旦チルトアップすると、チルトロックが効いたままになり
降ろせません!
SeaProは前の会社のとき、何台も売ったことが有り、
そのとき㈱キサカさんにサービス講習にも行ったことがあったので、
チルトの動きのイメージは覚えていました。
エンジンを寝かせ、何度も動かします。
国産機とは全く違う、面白い機構です。
「わかった!」
Eリングの脱落が原因のようです。
これ考えた人、天才ですね。
分解して整備して、直しておきましたよ。
オーナー様、チルトの不具合、気づいていたのかな?
他のTOHATSU MFS6BS/CSのオーナー様達も
「ほかの・・・」を言われていました。
MFA6BSのメインのご依頼は「インペラー点検」です。
「ほかの・・」の一言で、インペラー以外のすべての
機構に不具合が無いか、確認となります。
タペットカバーをはずしてバルブクリアランスを測ったり・・
一応、試運転で外部より温度は測っていますが
サーモスタットもカバーをはずして視認・・・
問題は無かったのでサーモスタットはそのまま行きますが
パッキンは紙製なので、交換となります。
サーモスタットをはずしたついでに内部を覗き込み
塩が詰まっていないか確認したり・・・
少し、エンジンの掛かりが悪い場合はキャブレターも
分解しますし、燃料ポンプやフィルターにゴミが
詰まっていないかも確認します。
スパークプラグは、ほんの少しでも怪しい場合は交換し、
プラグキャップのはまり具合、IGNコイルなんかもそうです。
スパークの火花をテスターで診る場合もあります。
もう「ほかの・・」は、無限のように診るところが
ある地獄の言葉に聞こえたりします。
でも私も、もう走っているのを見ることが少なくなった
クルマに乗っているので、
クルマ屋さんに
「全部診て、悪いところがあったら電話ください」とか
地獄の言葉を言っていますわ。
そろそろタイミングベルトは2回目の交換になりそうで、
ラジエターも交換し、後輪のディスクキャリパーは
両方交換して・・・マフラーも新品になったし・・・
クルマ屋さん、もう少し乗るつもりなので、
がんばって「ほかの・・」診てくださいね。
えっ、今までの修代合わせると、新車が買えるって?
う~ん、知っていますが、
あなたがいつも、きっちり直してくれるので、
まだまだ乗れる無限の地獄なんですよーーーーーーーーーー(泣)
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