いつもより多めに分解しました。
皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?
雪も凍結も無いので、スタッドレスタイヤから
ノーマル(エコ)タイヤに戻そうか真剣に悩んでいる私です。
だって、横滑りするのでコーナーでゆっくり走っていると
あおられるんです・・・
さて、一昨日は出張でBF150A4の定期点検に行ってきました。
昨年3月にもご依頼いただいたご夫婦です。
第二京阪道が出来てから阪神高速の朝の渋滞が醜いので
5:00に起きて出発します。
「♪朝焼けの光の中に、立つ影は~」
続きが歌える人は、ワタクシと同世代)かもです)。
(ちなみにY博士は、歌えます。)
で、目的地の直前のSAで時間をつぶすのが
最近のやり方です。
お約束の時間より少し早めに現地に着いたら
ご夫婦はすでに、船艇塗装をされていました。
消耗品交換から開始します。
まずはギヤオイルの交換・・・
今回は「地べた」がメッシュの金網になっていて
小さなものを落とすと、その下の海へ・・なので
部品を外すときに大変緊張します。
何度か、手が滑って工具を落とすたびに
(何とかアミに引っかかってセーフでしたが)
「ひゃー」とか「アブなぁ~」とか叫んでいたので
たぶんオーナー様「こいつ、大丈夫か?」と心配されていたことでしょう。
アノードを交換するとき、接触している部分の掃除が
大変重要です。
汚れ、塩分、場合によっては元からの塗装もはがして
「地」に直接アノードが触れるようにするのが私流です。
(たぶん、プロの方は皆さん、そうだと思いますが・・・)
前回のカルテを見たら、低圧側の燃料フィルターの交換を
していなかったので、今回は交換します。
ほんのり汚れていました。
インペラーを交換します。
ここは昨年も交換しましたが、オーナー様のご希望なので
きっちり整備します。
ベースプレートも外して、ゴミやその他点検します。
「あれっ」
シールのホルダーに電気腐食を見つけました。
オイルシールはずっと下に入っていて、この部分は
欠けてもいても影響はないのですが、今後
大きく電気腐食が進む場合は早めに交換した方がベストです。
数千円で交換できる部品なので、来年ご提案することにします。
150の初期型で時間的に少し心配なのと、昨年オーバーヒートを
したことがある(PC診断で過去に6回)ということので
念のためいつもより多めに分解して、ウォーターパイプ(チューブ)の
上側の根元の点検を行いました。
10年ぐらい経っていて、夏場になるとオーバーヒートを
するという方は、点検掃除したら効果があるかもしれません。
今回も、ゴムのブッシングの先端がほんの少し、
周りの固形化した塩に押されて「おちょぼ口」になっていました。
ヒートの決定的な原因であったかは今後の経過の観察となりますが
予防という意味では、やる価値はあるでしょう。
(陸上保管/毎回水洗のエンジンなら心配無用かも)
PTT(パワートリム&チルト)ののダストシールが
めくれ上がってきています。
作動油はまだ、漏れていません。
ここはシールが2重になっていて、上側の外部からの
ゴミや水などの侵入を防いでいるのがダストシールです。
下側のオイル漏れを防いでいるオイルシールが経年劣化や
ゴミなどで痛んで作動油が漏れてきたら、交換修理になります。
基本、シャフトも痩せている場合があるので、シャフトごと
交換交換するのがセオリーですが、安く上げるために
一度、シール交換だけしてみるという方法もあります。
但し、ここを分解できるか否かが、最大の難関です。
頭のさびてしまったボルトは、将来のために、発見次第交換です。
中古の同じサイズのボルトと交換しておきます。
中古のボルトなので、サービスです。
ステンレスのボルトは使用しません。
固着して折れたら、分解するとき地獄を見ることになります。
作業中に「忘れたらいけないので渡しておきます」と
お土産をいただいてしましました。
家に帰って美味しくいただきました。
何から何まで有難うございます。
私が作業している間、ご夫婦で船底をきれいに塗装されています。
奥様は顔に塗装ローラーのしぶきが掛かって美人が台無しです。
目にだけは入れないように、お願いします。
(何人の同業者が、過去に眼医者に走ったことか・・・)
前回より少し早めに作業完了いたしました。
有難うございました。
昨日は、エンジンが、掛かったり、掛からなくなったりの
BF15AMの部品が入荷しました。
お客様は「エンジンが全然かかりません」と持ってこられて
入院直後も火花は飛んでいなかったんですが
各部点検していると、エンジンがかかって・・・
このエンジン、20年以上前の、平成10年式です。
平成10年~15年ぐらいでしょうか、このエンジン、
クラス最速、2ストより早いと死ぬほど売れました。
(今でも兄弟の9.9馬力はクラス最速か)
で、毎年、同様の症状で修理に入ってくるように・・・
・何をしてもエンジンがかならない(火花が飛ばない)ことがある。
・少し休憩すると、掛かることもある。
・スパークプラグが黒くすすけている。
・排気が煤ける。
などの症状の時は、
CDIユニットが寿命を迎えつつあることがあります。
もう、20年もたっているのに、現時点ではメーカーに
在庫があります。
まだ、あと10年ぐらいは乗りたいと思うBF15Aオーナーは、
交換しておくことをお勧めします。
そろそろ、ボートショーとか、そんな話が聞こえてくるように
なりました。
さて、お次はBF2D4に4改造されている
BF2D6の整備にかかります。
ご友人から譲り受けて、今まで整備をしていなかったらしく・・・
BF2D4に改造されているのも聞いていなかったようです。
明日は、トレーラーごとBF20DK2が定期点検にやってくる予定です。
やりかけの、FT8DMHXのチルトの修理もあります。
(バランバランになっています。)
頑張りま~す。
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