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Tohatsu MFS6Cの点検とすばらしい工夫

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

昨日は夜遅くまでHonda BF2Dを修理していた私です。

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マニュアルは横に置いていますが、

たくさんの修理をしてきた機種ですので、

締め付けトルクなど自然に覚えていますので

やりだすとついつい楽しくなってノンストップ!

気がついたら21:00・・・

液体パッキンを乾かせる時間が必要ですので

そこでSTOPしました。

今日、組み上げて、数日試運転確認OKしたら

完成予定です。

さて、Tohatsu MFS6Cが点検でやってきました。

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お客様、1年ほど前にも持ち込みされたということで、

過去のカルテを見たら、2017年12月に

始動不良改善とエンジンオイルの交換をさせていただいていました。

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プロペラシャフトに糸巻きなし。

シャフトにグリスがほとんど残っていなかったので

塗布しました。

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エンジンオイルの交換をします。

インペラーも交換。

今回が初めてだったようですね。

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インペラーの羽根が強く卍になっています。

ボルトが1本、塩で固着しかけていました。

ギリギリのタイミングだったと思います。

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塩が詰まっているネジ穴を掃除修正します。

これらボルトのためにも、2~3年以内には

一度インペラー交換をお勧めします。

当然、組立て時にはボルトにグリスを塗布しておきました。

スパークプラグは予備をお持ちだったので

掃除しておきます。

これ、イリジウムプラグなら、ワイヤーブラシで

ゴシゴシすると壊れることがあるのでNGです。

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低馬力船外機はノーマル(ニッケル)プラグのほうが

掃除できるし、私はメリットが多いと思うのですが、

2馬力でもイリジウム入れている方、たまにお見かけします。

「絶対ダメ」とは言いませんが・・・

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きれいになりました。

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最後に陸上試運転します。

点検終了です。

MFS6Cのバーハンドルを受けるところには

ゴムのクッションが付いています。

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あまり目立たない工夫ですが、最高のアイディアです。

これを考えた人、すばらしい。

本当に使う人のことを真剣に考えた結果だと想像します。

設計した人、ありがとう!

さあ、今日もたくさんの船外機が診察を待っています。

お仕事、お仕事・・・・

 

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