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ご予算と時間との戦い・・・

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

先日、白石康二郎さんにサインを頂きました。

R0

ボートショーの光電さんのブースです。

握手もしていただきました。

今年も1年がんばれます。

さて、修理で時間が掛かっていて

お叱りを受けてしまいました。

R1

開始当初はスムーズに作業が進んでいたのですが・・・

R3

タペットカバーが錆びていたので、交換をしようとしたら、

大きく凹んでいました。

かなり???疑問に思っていたのですが・・・

R4

アンダーカウルも・・・

R5

強かに倒して、その衝撃でアンダーカウルと

タペットカバーが凹んだようです。

ご依頼内容は、スローが安定しないので修理してほしいでした。

(と、思い込んでいた?)

R3-2

「スローが安定しないだけ=エンジンは掛かる」と

思っていました。

なので、電気系と燃料系を点検し、

(どちらも、大きな問題は無かった・・・

燃料に少々のごみがあった程度で・・・)

念のためキャブレターをOHして、一旦組み上げました。

試運転・・・エンジンが掛からない・・・

しかも、不自然なケッチンと「パコパコ」と圧縮の音が

聞こえてきて、全くエンジンが掛かりません。

修理のご依頼台数がたて混んでいて、「スローだけなら」と

試運転せず作業に入ったのもまずかったようです。

仕方ないので、もう一度分解します。

R6

やっぱり・・・

R7

左がこのエンジンのプッシュロッドで

右が中古の部品です。

いつも「カルテ」はお客様の目の前か、お帰りになった直後に

忘れないうちに書いているのですが・・・

これではエンジンは絶対に掛かっていなかったと思うので、

「スロー・・・」は聞き間違いだったようです。(悲)

で、組んだりばらしたりで、ここまで作業が飛びとびになっていて

お約束の日程を過ぎてしまったのでした。

プッシュロッドの曲がりは、空中で(水の負荷のない状態で)

スロットルをいっぱいまで空ぶかしすることで発生するので、

(暴走族のスロットルブブンブンブンですわ)

それが原因であろうと思いながら作業を・・・

R8

この状態で中古プッシュロッドを組んで圧縮を測ります。

今回はご予算の制限があり、全部バラバラにすると明らかに

超えるので、工夫して時間をかけてカムに損傷が無いかとか

色々調べていました。

R9

クリアランスが広がっていました。

通常は詰まることが多いです。

 

R10

再度組み上げて、様子を見ます。

液体パッキンが乾くまで試運転できないのも

辛いところです。

が、

あ、

あああ、

わかった!

プッシュロッドが曲がったのは、エンジンが倒れたのが

原因ですわ!

タペットカバーが凹んだとき、ロッカーアームも

衝撃を受けて、ついでもプッシュロッドも

曲がったんですわ!!

全部の現象がやっと頭の中でつながりました。

もう少しお時間下さい。

これで調子戻らなければ、予算オーバーで

一部お金もらえないの覚悟でも

全部バラバラにするしか無いかもです・・・・・

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