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自主回収作業の実施

皆様、ご機嫌はいかがでしょうか?

昨日もSOSでレスキューのお手伝いをしていましたワタクシです。

(大人の事情で写真はありませんが)

さて、昨年冬ごろ?製造されたホンダ船外機の部品一部に不具合があり、

自主回収が国交省に届出されました。

すでに対象機種を販売した販売店やオーナー様に連絡済と

思いますので、連絡がない方は対象外のはずですのでご心配なく。

逆に対象機種だったオーナー様、申し訳ございません。

取り扱い店の一員として、一緒にお詫び申し上げます。

機種はBF135A~BF250Aの一部で、以下ホームページで

号機番号が発表されていますので心配な方は

確認できますのでご覧下さい。

http://www.honda.co.jp/recall/power/marine/1701021_bf135a_bf150a_bft150a_bf175a_bf200a_bf225a_bf250a.html

内容は、ベーパーセパレーターの中のフロートに不具合があるかもしれないので

無償修理し、不具合の可能性のある部品を自主回収するということです。

部品作った下請けさんか孫請けさんがミスったんでしょうか?

でも、当たり前ですがHONDAブランド製品なので、

HONDAさんが保証修理の対応をされます。

で、行って来ました。

無償保証修理(自主回収)も販売店の大切な仕事のひとつです。

U1

今日作業をするのはBF135AK2です。

今年春頃に進水式をしたピカピカの船外機です。

サイドカウルを外していきます。

まず、6本のピンを外して、後部の黒いカバーを外します。

U2

次にドライバー+で6mmボルトを外します。

U3

次は6mm六角ボルトを外していきます。

U4

次は前部のハーネスを止めているのを外します。

これは、+ドライバーで内側の細いボルトを揺るめたあと

引っ張ると、壊さずに外れ再使用できます。

U5

最後に検水口のホースを外すと、

サイドカウル左側が外れます。

U6

これだけのピンやボルトを外します。

U7

アルミ製のアンダーカウルが多かった時代は、

サイドカウルを外すのがうっとうしいと思っていましたが

数をこなし慣れてくると、隅々まで目が行き届くので

最近では逆にこちらの方が便利だと思うようになるし

交換作業も早くなるもので、人間て便利な生き物です。

U8

今回アッセンブリーで交換するベーパーセパレーターが

むき出しになりました。

クーラーのホース、燃料のホースなど外すので

万が一のために写真を撮っておきます。

U9

サクッと外れました。

U10

このブッシングは再使用するので、外して付け替えます。

U11

取付ボルトにはネジロック剤を塗布しておきました。

U12

組みつけが終わったら、プライマリーポンプで

ガソリンを流し込み、漏れやにじみが無いか

目視点検を実施します。

その後、試運転して問題が無ければOKです。

U13

完了後は実施済みシールを指定位置に貼って

日本小型船舶検査機構の検査員が確認できるようにします。

U15

自主回収ですので、交換した部品はメーカーさんに送らないと

いけません。

ガソリンを抜いて送るので、勉強の意味も込めて

バラバラにして乾かします。

ちなみの、問題のフロート(黒いプラスチック)には

私の目では、異常は確認できませんでした。

対象機種に全部、問題があるとは限りませんが、

すこしでも心配があったら回収するのでしょう。

U16

他の実施部品とごちゃごちゃにならないように

外した部品にも製造番号を書いておきます。

このあと、とある業者様とこの件で話をしまして

「ご面倒をかけてすいません」と言うと、

「今回のようにリコール(自主回収)をきっちり

してくれるメーカーの方が安心です」と言って頂きました。

最近、日本の製造業に偽装とか色々でていますね。

万が一、そんなことがあって商品の販売がストップになったり

ブランドの評判が落ちたら、仕事が減って生活に

支障がでるかもしれません。

安心ですHONDAブランド!

おかげで、私は安心して、

今日も仕事に励むことができておりま~す。

おっと、来週以降も同じ作業が予定に

入っています。

・・・・・・・がんばります!

 

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