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塩害

皆様ご機嫌はいかがでしょうか。

先日の台風21号による土砂崩れでここ数日

回り道通勤を余儀なくされている私です。

本日は朝から、知り合いの業者様のご依頼で

BF150AK2のサーモスタットカバーからの

冷却水のにじみの修理に行きました。

一緒にサーモスタットの交換もご依頼を受け、

上のカバーも歪みがでていたらと念のため交換し、

下側のスペーサーも最新の「樹脂製」に交換したので

ズボッと外して持ち帰ってきたので

精査してみます。

S1

冷却水のにじみは、赤い棒で指しているパッキン部から

起こっていたようです。

ちなみに取付ボルトはキツく締まっていたので、

緩みによるにじみではなさそうでした。

1月にオイル交換のご依頼をいただいたとき、

目視点検をしていたのですが、

にじみは発見されておりませんでしたので

1月から10月の間に徐々に発生したものと思います。

S2

カバーのゴム製パッキンは、隙間に塩が入って

コンクリートのようにカチカチに固まり

弾力が発揮できていません・・・

S3

サーモスタットの周囲にも固形化した塩がいっぱい

あって、カチカチに固まっています。

S4

水がにじんでいたと思われる部分は、

ゆっくりのにじみであっても流動的であった為か

一部、ゴムパッキンが露出しています。

結論ですが、固まった塩がゴムパッキンの弾力を

押さえ込み、にじみが出来たのかと・・・

知り合いの業者様の会話からは、

お客様は使用後の清水通し水洗いはされている様子なのですが、

何らかの(水圧?水量?水洗時間?その他?)理由で

真水がきっちりこの部分を洗いきれていなかったのかも

知れません。

私が販売して整備もしている同型エンジンで

帰港後のクールダウンは念入りにきっちりするが、

全く真水洗いしませんというお客様が他に居られますが、

10年以上、このような状況が起こったことはありません。

(他にも数台、150/135お世話していますが・・・無いです)

係留艇の船外機は帰港後に

アイドリングで10分ぐらいエンジンを掛けたままにして

クールダウンさせ、エンジンの余熱を冷まし、

海水が結晶になるのを防いだあと、

最後に清水を使って内部の塩っ気を洗い流すのが

よりベターなのかもしれません。

塩との付き合いは避けられませんので

いかにうまく付き合うか、

それも、海との付き合い方のひとつなのかもしれません・・・

と、かっこよく締めくくりたいところですが、

いつも、ひさしぶりに釣りに行こうと準備すると、

塩害でリールがガリガリしているするので

前の日はあせって分解整備しているワタクシです。

う~ん、

毎回、使用後は洗っているんですけど~ぉぉぉぉ~

わーアシストフックも錆び錆びや~ぁぁぁぁぁ~

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