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ガソリンについて(写真なし)

昨日、とあるお客様が船外機を持ってこられました。

先日海でキャブレターが「オーバーフロー状態」になり、

エンジンがカブって掛からなくなったので、

見てほしいとのことです。

但し、その先日も、丘に上がったあとは

正常に掛かるようになり、

昨日持込前にも自宅で一発で始動できたとのことです。

 

オーバーフロー状態とは、キャブレターの上部から

ガソリンがあふれて出てくる状況で、

(キャブ上部よりカウル外までホースでつながっている

場合は、そのホースより出る)

燃焼室にも大量のガソリンが流れ込み、

カブってエンジンが掛からなくなります。

 

 

原因で多いのは、キャブレターのガソリンを抜かずに保管し、

内部のフロート(浮き)の固着などによりニードル弁が閉じなくなり、

送り込まれるガソリンの制御(制止)が出来なくなる場合や、

何かのきっかけでフロートが引っかかって同じような

状況になることです。

 

持ち込まれた船外機は一発始動で問題なく、

オーバーフローも一切なし。

お客様にはキャブレターの仕組みを説明し、

ひょっとしたらフロートの引っ掛かりが原因かもと

説明し、次回も起こったときの対応方法を

ご説明しました。

 

お帰りになったあと、何かほかに情報がないかと

知人に電話をしたところ、「他人から聞いた話だが」と

前置きしたあと、面白い話を聞きました。

 

「とあるマリン業者のところに船外機が持ち込まれた」

「オーバーフローしているが、原因が全くわからなかった」

「ふと思いつき、オーナーに使っているガソリンの銘柄を

聞くと、無名ブランドだった」

「ガソリンを有名ブランドのものに入れ換えたら、直った」

 

これを聞いて、昔読んだ戦記本の内容を思い出しました。

大戦末期、日本でガソリンが少なくなり、零戦に混ぜ物をした

燃料を入れたら、空中で急にエンジンが止まって墜落したそうです。

原因を調べると、燃料が原因でキャブレターのフロート(当時はコルク材)

に問題が発生したのが原因だったそうです。

 

あくまで、聞いた話です。

私は今後、海にでるとき、キャブレター式の船外機には

有名なブランドのガソリンスタンドの燃料を

使おうと思いました。

 

私がいつも工場の修理時の試運転で使っているのは

太陽ようなオレンジマークブランドのハイオクです。

ご心配なく・・・・

 

 

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