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HONDA BF15AYLJの不調の原因を調べた!

皆様、ご機嫌はいかがですか。

先週は北の方のお得意様に年末のご挨拶に

あちこちと・・・

今週は南の方に行きたいと思っています。

さて、HONDA BF15AYLJが修理で入院になりました。

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大変調子が悪いようです。

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圧縮を測ります。

ホンダエンジンにしては、少し低い・・・・・・・・

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燃料が漏れます・・・コネクターの寿命のようです。

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水が出ないということで、インペラー交換の要請でしたが、

各部確認したら、検水口に折れた針金?がタイトに

詰まっていました。

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エンジンオイルは数年交換しなかったようで・・・

しかも、上限を超えております。(泣)

エンジンを掛けても、2000rpmより下げるとエンストします。

キャブをOHしてみます。

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Eオイル交換を全然しなかったので汚れてシャバくなったからか?

もしくは入れすぎの為か、(いや両方だ!)

ブローバイガスに含まれる大量の

エンジンオイルのせいでキャブレター内真っ黒です・・・。

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キャブレターをOHして、エンジンを掛けてみます。

アイドルポートから白煙がいつまでもモクモクと・・・

しかもこの煙、目に染みます。

(燃焼不良?&オイル上がり??)

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キャブOHの甲斐があってか、最低1230rpmまで下げても

ギリギリエンストしなくなりました。

でも、規定値は1100rpmです。

あとお金を掛けずにできることは・・

バルブクリアランス調整をおこなうことにします。

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だんだん意地になってきて赤黒度外視の気分です。

本当は、どういうことかカンではなんとなくわかって

いるのですが、やるだけやらないと、オーナーにも

わかってもらえない・・・

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タペット調整しただけで、エンジンの調子が上がって

アイドリングで2330rpmまで勝手に上がっております。

さすがホンダ船外機、最後の最後?まで頑張ります。

ベースアイドルをエンストギリギリまで落としてみます。

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きっちり規定値で安定しています。

バルブクリアランス調整は本当に気持ちいいです。

「皆さ~ん、そんなに面倒くさいですか~」

でも、でも、このBF15AYLJは・・・・・・・・・・

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たまねぎを切るとき目に染みるのと同じぐらいの

涙の出る白煙は、とうとう消えませんでした。

圧縮不足からの燃焼不良とオイル上がりのダブル攻撃?で、

スパークプラグは短時間で真っ黒になり

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だんだんとアイドル回転数が下がってきて

使っていてもそのうちまたエンストすることになりそうです。

だましだまし強烈な不調のまま使い続けるか、

ピストンリングの交換やバルブを擦ってのメンテナンス、

場合によってはシリンダーやピストンの交換までして

高額の修理をするか、(分解してボアゲージで測るか・・・)

電気系(CDI/IGNコイル他)も年を取っているし・・・

もしくは、エンジンの買いかえ・・・・。

今後も船外機が必要な方なら、新品が一番よいのは

誰もがわかっていますが・・・

エンジンオイルを定期的に交換していただいていれば、

まだまだ同年代の平成11年式BF15Aはたくさん

走っています。

(ホンダですから)

もったいなかったです。

明日、オーナー様とじっくりお話をしてみます。

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