BF50Aのフルオーバーホールの続きです。
作業前にトルクの単位を、またNmに換算します。
クランクケースボルトの伸びは、ギリギリ規定の範囲内でした。
再使用できます。
クランクシャフトの隙間をプラスチゲージで測ります。
フルオーバーホールなのでメタルは全部交換しますが、
磨耗は規定の範囲内でした。
もともとのカラー(ブラウン)と同じものを使います。
ここも同じぐらいの数値です。
安心しました。
たまにお電話で、「オーバーホールしたらいくらになる」
って聞いてくる方おられますが、バラして
いろいろ計測してみないとわかりませんので、
電話では正確にはお答えできません。
修理見積も同様です。
原則として、分解、計測に掛かった時間分の
費用は見積代としていただいております。
しかし、その後、実際の修理に入った場合、
または新品購入になった場合は、
無かったことにしていますが・・・・
アノードを全然交換されなかったので、ウォータージャケット
カバーのボルトが塩で固着し、1本折れました(泣)
頻繁にアノードを交換するため、このカバーの
開閉をされている方のは、当然折れません。
ねじ穴の修正をします。
なんか最近、こればっかり・・・・・
コンロッドの大端部の隙間も計測します。
こちらも規定値のど真ん中ぐらいで安心です。
でもフルオーバーホールなので、全部交換します。
こちらももともと組まれていたものと同じカラーの
イエローを注文します。
ボートオーナーSさんの補助エンジンは、
平成11年のBF9.9AYなのですが、
一度フルオーバーホールしているので、
今でもバリバリ元気に動いています。
さて、ピストンリングも交換するので、メタルと
一緒に注文しました。
早く部品来ないかな?
早く、組立てたいと思う、晩秋の残業中なのでした・・・・・・・